元AKB48で女優の大島優子さんが10日、東京都内で行われた舞台「美幸-アンコンディショナルラブ-」の制作発表会見に出席。作家の鈴木おさむさんが作、演出を手掛け、「無償の愛」をテーマにした舞台で、俳優の鈴木浩介さんと二人芝居を繰り広げる大島さんは、「二人芝居ということで正直不安だらけ。過去いじめられていた役ということもあるし、無償の愛を貫くというところでも、私が愛を語れるのかと。ずっと自問自答してやるんだろうな」と心境を語り、「(共演の浩介さんを)ライバル同士、仲間同士と思いつつ、食らいついていきたい」と意気込んだ。
あなたにオススメ
「豊臣兄弟!」では池松壮亮が! 大河ドラマ“秀吉俳優”史を振り返る
二人芝居の出演オファーを受けた際、大島さんは「やってみたいと思っていたけれど、舞台に立つ恐怖の方が大きかった。ましてや2人となると、分量なども多いし、すきがないし、それを自分が越えられるのかと、怖くて怖くてちょっとできないかもと思った」と当時を述懐。出演の決め手について聞かれると、「かつて(AKB48の総合プロデューサーの)秋元康さんに『無理をしろ』と言われて。自分に負荷をかけることをしないと人は成長しないと教えられたことがあって。やっぱり自分に妥協したりすると成長できないと思って、それで受けさせていただいた」と明かした。
また今回、大島さんのせりふの中に「衝撃の言葉」が多いといい、「人生で一度も発したことのない言葉が出てくる。口から発したことない言葉ばかり。それがすごく衝撃で。私の口からそれを発したときにどういう“化学反応”が起きるのかも、すごく楽しみ」と語り、その過激なせりふに「大島さんからNGを出すことは?」と聞かれ、「でも言ってみたい。人生で一度しか言わないと思うから」と笑みを浮かべていた。会見には、浩介さん、おさむさんも出席した。
「美幸-アンコンディショナルラブ-」は、書籍化もされ話題となった作家の鈴木おさむさんの舞台作品で、学校で残酷ないじめにあい、絶望から逃れるために心をゆがめてしまった少女・美幸が大人になり、出会った男性に無償の愛をささげると誓うが、その愛が次第にエスカレートしていく……という内容。美幸を大島さんが、美幸の憧れの存在である雄星をはじめ、登場する男性5役を鈴木浩介さんが1人で演じる。東京公演が5月12~24日に本多劇場(東京都世田谷区)で、大阪公演が同27~30日にサンケイホールブリーゼ(大阪市北区)で上演予定。