注目映画紹介:「ローカル路線バス乗り継ぎの旅 THE MOVIE」 初海外ロケは台風直撃など波乱の展開

映画「ローカル路線バス乗り継ぎの旅 THE MOVIE」のワンシーン (C)2015「ローカル路線バス乗り継ぎの旅 THE MOVIE」製作委員会
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映画「ローカル路線バス乗り継ぎの旅 THE MOVIE」のワンシーン (C)2015「ローカル路線バス乗り継ぎの旅 THE MOVIE」製作委員会

 テレビ東京の人気旅バラエティー番組を映画化した「ローカル路線バス乗り継ぎの旅 THE MOVIE」が13日に公開される。「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」は、俳優の太川陽介さんとマンガ家の蛭子能収さんのコンビに、女性ゲスト(マドンナ)1人を加えた3人が、日本国内にある路線バスを乗り継ぎ、3泊4日の日程内に目的地到達を目指す人気の旅バラエティー番組。番組初の海外ロケとなる映画版では、マドンナにタレントの三船美佳さんを迎え、異国の地・台湾での過酷なバス旅が繰り広げられる。

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 日本を飛び出し、初めて海外で行われる映画版「路線バス乗り継ぎの旅」の舞台は台湾。番組レギュラーでリーダーの太川さんとマイペースすぎる蛭子さんのコンビにマドンナ・三船さんを加えた3人は、原則としてローカル路線バスだけを乗り継ぎ、台北から目的地である台湾最南端のガランピ灯台を目指す。言葉の壁に苦労しながらバスを乗り継いでいく3人だったが、台風が直撃してバスが全線運休となってしまい……という展開。

 路線バスだけを乗り継いで目的を目指すという、シンプルながらもガチンコ過ぎる旅とルールで人気を博している番組のまさかの映画版。番組史上初となる海外ロケは、一言でいえば、いつもと変わらずガチンコ感満載のバス旅が楽しめる。異国の地でもやっぱり自由すぎる蛭子さんに笑わせられるし、いつも通り冷静にまとめ役に徹する太川さん、それにとにかく明るく元気いっぱいの三船さんと、3人の魅力が絶妙にからみ合い、共に旅をしている気分に浸ることができる。旅にハプニングは付きものだが、まさかの台風直撃という前代未聞の事態も発生するなど、映画版にふさわしい盛り上がりもあり、ラストまでハラハラドキドキさせられる。バス旅ならではの風景や地元の人との触れ合いも見どころだ。13日から新宿ピカデリー(東京都新宿区)ほか全国で公開。(遠藤政樹/フリーライター)

 <プロフィル>

 えんどう・まさき=アニメやマンガ、音楽にゲームなど、ジャンルを問わず活動するフリーの編集者・ライター。イラストレーターやフォトショップはもちろん、インタビュー、撮影もオーケーと、どこへでも行き、なんでもこなす、吉川晃司さんをこよなく愛する自称“業界の便利屋”。

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