東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催されている日本最大の同人誌即売会「コミックマーケット(コミケ)90」の企業ブースに手芸用品・生地専門店のユザワヤが初出展している。衣装を自作するコスプレーヤーにとってはおなじみの同社だが、既存のコスプレーヤーへのさらなるアピールや、新たにコスプレに挑戦したいライト層への普及などを狙う。
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ブースでは、ブースでは、人気の劇場版アニメ「KING OF PRISM by PrettyRhythm」(略称・キンプリ)のキャラクターがデザインされたパネル生地(1000円)を販売するほか、同生地を使って作ったトートバッグや抱きまくらなどを“作例”として展示。また、「キンプリ」に登場する神浜コウジや速水ヒロ、「魔法少女まどか☆マギカ」の鹿目まどかなど、アニメの人気キャラクターがユザワヤの生地で作られた衣装を着ているマネキン人形も展示している。
担当者によると、サテン生地など、近年コスプレ衣装向けの生地がよく売れているといい、さらなるコスプレ市場拡大の可能性を感じたというが、抽選で出展の可否が決まるため「ダメ元」で決意した。今回準備した生地は3000枚で、2日間で「1500~2000枚の販売が目標」という。次回の冬のコミケについては「もっとスケールアップして参加したい」と意気込みを語っている。
コミケは、マンガや小説、ゲームソフトなどさまざまなジャンルの創作物を扱った同人誌の即売会。1975年から始まり、現在は夏と冬の年2回開催され、1日の動員数は20万人近く、毎回50万人以上が訪れる国内最大級のイベントとして知られる。2015年夏は3日間で約55万人、同年冬も3日間で約52万人を集めた。企業ブースは、今回から開催日が従来の3日間から2日間に短縮され、場所もこれまでの4階の西3、4ホールから1階の西1、2ホールに変更されている。
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