君の名は。:大ヒット受け“組紐”玩具が売り上げ急増 予想外の反響

劇場版アニメ「君の名は。」のヒットを受けて売り上げが急増している「クミヒモルーミー」と組紐(手前)
1 / 4
劇場版アニメ「君の名は。」のヒットを受けて売り上げが急増している「クミヒモルーミー」と組紐(手前)

 劇場版アニメ「君の名は。」(新海誠監督)の大ヒットを受けて、劇中に登場する組紐(くみひも)を簡単に制作できる玩具「KUMIHIMO LOOMY(クミヒモルーミー)」(タカラトミーアーツ)が好調だ。「クミヒモルーミー」は昨年4月に発売された女児向けの玩具で、「君の名は。」が公開された8月下旬以降、ネット通販の売り上げが急増し、ファンが同玩具で作った組紐の写真をSNSに続々とアップするなどブームになっているという。タカラトミーアーツの担当者は「予想外の反響。アニメを見て、組紐を作ってみたいけど、作り方が分からないという人が多く、簡単に作れるところが人気のようです」と驚いているようだ。

ウナギノボリ

 「クミヒモルーミー」は、カラーコードをスリットに順番に挟むことで組紐を簡単に制作できる玩具で、価格は2500円(税抜き・以下同)。専用クリップやビーズなどがセットになった「クミヒモルーミー デラックス」(4800円)も発売されている。

 19日、東日本橋サンライズホール(東京都中央区)で開催されたタカラトミーアーツの関係者向けの「2017年新春商談会」でも「KUMIHIMO LOOMY」が展示されており、担当者は「クリスマス商戦を含め、今後もさらに人気になれば」と、さらなる盛り上がりに期待をしている。

 「君の名は。」は、1000年ぶりとなる彗星(すいせい)の来訪を1カ月後に控えた日本を舞台に、山深い田舎町に暮らす女子高生・三葉と東京で暮らす男子高生の瀧が、入れ替わってしまう……というストーリー。組紐は、三葉と瀧を結びつける重要なアイテムとして登場する。8月26日に公開され、興行収入が150億円を突破するなど大ヒットしている。

写真を見る全 4 枚

アニメ 最新記事