稀勢の里:北斗の拳「ラオウ」の化粧まわしを着用へ 「こういう姿になりたい」

マンガ「北斗の拳」のキャラクター・ラオウの原画
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マンガ「北斗の拳」のキャラクター・ラオウの原画

 第72代横綱の稀勢の里が人気マンガ「北斗の拳」のキャラクターのビジュアルを使用した化粧まわしを着用することが25日、明らかになった。大相撲5月場所の土俵入りで着用するほか、5月6日に開催される「横綱昇進披露宴」でも披露される予定。稀勢の里は「とても注目されると思うし、自分が一番楽しみにしています」と思いを語っている。

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 ラオウの化粧まわしは、マンガを中心としたプロジェクトを手がけるコアミックス(東京都武蔵野市)が制作した。元「週刊少年ジャンプ」(集英社)編集長の堀江信彦さんや人気マンガ家の原哲夫さん、北条司さんらが2000年に設立した会社。

 同社は、稀勢の里が大関だった頃から支援しており、かねて稀勢の里が横綱になった際には化粧まわしを作ることを約束していたことから、今回の企画が実現した。稀勢の里は横綱昇進伝達式後にコアミックスを訪問し、用意していたケンシロウ、ラオウ、トキら3人の「北斗の拳」のキャラクターの中からラオウを選択したという。

 稀勢の里はラオウを選んだ理由について「化粧まわしを選ぶ際、自分の性格的にはラオウというのがあるのかなと思いました。孤独で強いってイメージがありますし。存在感があるし、体もすごい!」と話し、さらに「力士であればこういう姿になりたいなって思いました。先代の親方(鳴戸親方)からも『孤独にならないと強くなれない』と言われていました」と、師匠である鳴戸親方とのエピソードを明かした。

 また「ラオウの化粧まわしは着けているだけで見えない力が湧いてくるような化粧まわしですので、生で見てほしいなと思います。すごくこだわって作ってもらっているので、ぜひ巡業でも本場所でも足を運んで見に来てほしいです」とコメント。「素晴らしいキャラクターたちに恥じぬよう、気持ちで負けないようにしたいと思います」と意気込みを語った。

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