この「ザ・ファブル キャスト」ページは「ザ・ファブル」のキャスト記事を掲載しています。
南勝久さんの人気マンガが原作のテレビアニメ「ザ・ファブル」の「宇津帆編」に登場する新キャラクターの声優が発表され、藤真秀さん、安済知佳さん、子安武人さん、金光祥浩さんが出演することが分かった。藤さんは“最狂の敵”宇津帆玲、安済さんは興信所事務員兼秘書・佐羽ヒナコ、子安さんはベテラン暗殺者の鈴木ヒロシ、金光さんは元真黒組員の井崎勤をそれぞれ演じる。
佐藤明やヒナコ、宇津帆が描かれた「宇津帆編」のビジュアルも公開された。第2クールは、ヒップホップグループの「梅田サイファー」がオープニングテーマ「スイッチ」、バンド「ALI」がエンディングテーマ「BEYOND feat. MaRI」を担当することも分かった。
藤さんは「テレビアニメ『ザ・ファブル』に関わらせていただけること、大変うれしく思います。宇津帆を演じさせていただくことが決まってから、収録をとても楽しみにしておりました。宇津帆はいい人を装った表の顔を使って、裏ですご~く悪いことをしている男ですが、宇津帆が“いい人”を演じているように、私自身はその“宇津帆という人間”を演じられたらと思います。皆様に楽しんでいただけるよう全力で臨みます。どうぞよろしくお願いいたします」とコメント。
安済さんは「オーディションの時に原作を拝読しました。緊張感と緩さの案配が絶妙で……面白くてページを捲る手が止まらなかったです。その物語に宇津帆編からヒナコとして参加できることを、とてもうれしく思います。アフレコ現場では役柄に合わせて、ものすごい迫力の関西弁や、柔らかい関西弁などいろいろな関西弁が飛び交っていて……ヒナコは標準語なので、その会話の世界観に入るときはなんだか緊張します(笑い)。アニメでも『ザ・ファブル』の宇津帆編を思いきり楽しんでいただけるよう、私も全力で楽しみつつ頑張ります。これからよろしくお願いします!」と話している。
子安さんは「人間の悪意や差別、暴力などの闇社会を題材にした、フィルム・ノワール的な映画が大好きなので、この作品の出演に大変喜んでおります。表現がとても難しく繊細な演技も求められると思いますが、スタッフ、演者の皆さんと共に、力を合わせて作り上げていきたいと思っていますので、どうぞ応援のほどよろしくお願い致します。鈴木ヒロシ、とても良い役なので、ぜひ見てくださいね!」とコメントを寄せている。
金光さんは「『ザ・ファブル』のマンガ原作は以前から読ませてもらっていた身なので、まさか自分が携われるとは思ってもいませんでした。こうなったらプロの関西人として、この太平市の暗い海を泳ぎきらせてもらいましょう。それにしても、この井崎というキャラクター、なんか他人の気がせぇへんなぁ……。顔か? 性格か? いや、どっちもか!? なにはともあれ、TVアニメ『ザ・ファブル』も後半戦に入りました。これからの展開も必見ですね! それでは皆様、諸々よろしくお願いします」と呼びかけている。
「ザ・ファブル」は、2014年11月に「ヤングマガジン」(講談社)で連載を開始。天才的な殺し屋として裏社会で恐れられる通称ファブルが、ボスから「1年間殺し屋を休業し、大阪で一般人として普通の生活を送る」という指令を与えられ、佐藤明という偽名で普通の生活を始める……というストーリー。
第1部が2014年11月~2019年11月、第2部「ザ・ファブル The second contact」が2021年7月~2023年7月に連載された。コミックスの累計発行部数は2500万部以上。岡田准一さん主演で実写映画化されたことも話題になった。
アニメは「装甲騎兵ボトムズ」「太陽の牙ダグラム」などの高橋良輔さんが監督を務め、手塚プロダクションが制作する。興津和幸さんが佐藤明、沢城みゆきさんが佐藤洋子、花澤香菜さんがヒロイン・清水岬をそれぞれ演じる。日本テレビ系で毎週土曜深夜0時55分に放送中。