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俳優の橋本環奈さんが、2026年1月12日にスタートするフジテレビ系“月9”ドラマ「ヤンドク!」(月曜午後9時)で主演を務めることが11月21日、明らかになった。橋本さん演じる高校を退学した元ヤンキー娘が、親友の事故死をきっかけに猛勉強して脳神経外科医になり、病気に苦しむ患者に寄り添いながら医療現場を改革していく痛快医療ドラマとなる。フィクションのような設定だが、主人公はある病院の脳神経外科に勤める実在の女性医師がモデルでその半生を基にしたオリジナルストーリーとなる。橋本さんは月9初主演で主人公の田上湖音波(たがみ・ことは)を演じる。
橋本さんの特攻服姿のティザービジュアルも解禁された。橋本さん演じる湖音波がレディースだった頃の思い出写真を公の場で突然投影されてしまい、焦っている様子を写し出している。
◇親友の死から一念発起 猛勉強を重ね念願の脳神経外科医に
湖音波は、レディースとして荒れた毎日を過ごしていた16歳当時、親友とバイクで走行中に事故に遭う。搬送先での緊急手術により湖音波は一命を取りとめるも、脳に重傷を負った親友は帰らぬ人に。動揺した湖音波は、手術を担当した医師・中田啓介から「もう命を粗末にするのはやめろ。助かった命をこれからどう使うか真剣に考えろ」と叱責され一念発起。寝る間も惜しんで猛勉強を重ね、念願の脳神経外科医になる。
働き始めてからもガムシャラにトレーニングを積み、「外科手術」と「血管内(カテーテル)治療」の両方を行うことができる数少ない名医に成長する。そんな湖音波を、中田が自身が勤務する東京都内の病院に呼び寄せたところから物語がスタート。湖音波を待ち受けていたのは、患者の事情よりも病院の利益を優先する非情で合理的な経営陣、何をするにも上司の許可と書類提出が必要となる縦割り組織の実態だった。細かい規則や一筋縄ではいかない人間関係でがんじがらめとなった医療現場を目の当たりにし、医師として、そして一人の人間としてさまざまな難題に立ち向かっていく。
橋本さん演じる湖音波は、都立お台場湾岸医療センターの脳神経外科医。新米ながらもスゴ腕の持ち主で、患者とは手術前に3回以上の面談を行い、私生活や性格、手術後にどんな生活を送りたいかまでリサーチし、一人一人に合わせた手術や治療方法で寄り添う。性格はポジティブで負けず嫌い。ヤンキー時代のマインドが抜けず、「たぁけか!」(岐阜弁で“愚か者”という意味)とついつい熱くなりがちで、患者や同僚からはビビられているが、義理人情に厚く、あらゆる理不尽に真っ向からぶつかり、矛盾と問題だらけの医療の現場を改革していく。
NHKの連続テレビ小説「おむすび」(2024年度後期)では金髪ギャル姿、、2018年のドラマ「今日から俺は!!」(日本テレビ系)ではスケバンの頭役、映画「銀魂」シリーズではコメディエンヌぶりを披露してきた橋本さん。元ヤンキーでスゴ腕の脳神経外科医というニューヒロインをどう演じるのか期待が高まる。
脚本は「おむすび」で橋本さんとタッグを組んだ根本ノンジさん。演出は「古畑任三郎」や「ストロベリーナイト」で知られ、最近では「シティーハンター」(2024年)や「六人の嘘つきな大学生」(2024年)など話題となった映画でメガホンをとった佐藤祐市さんが担当する。
◇橋本環奈さんのコメント
--オファーを受けた際の感想、月9作品初主演への意気込みをお聞かせください。
今回お声をかけていただいたプロデューサーさんは以前もご一緒したことがあり、安心感を持って撮影に臨んでいます。“ドラマっ子”な私は小さな頃から“月9作品”をたくさん見て育ってきたので、オファーをいただいた時は“自分があの月9の主演に!?”と、うれしさもあり驚きもありました。そして、脳神経外科医という挑戦的な役どころに挑むことができて光栄です。撮影はまだ始まったばかりですが、ドキドキワクワクな高揚感でいっぱいなので、どんな作品に出来上がるのか私も今から楽しみです!
--脳神経外科医という主人公を演じてみていかがですか?
今回の役には、モデルとなる脳神経外科の先生がいることにビックリしました。学生時代はヤンキーで高校を退学してしまっていたのに、悲しい出来事がきっかけで並々ならぬ努力を重ねてドクターになる……簡単になれる職業ではないですし、実際にドクターになってからもさまざまな知識や技術が必要。私には想像できないくらい大変なことだと思うのですが、“根性”で夢をかなえるという生きざまがすごくかっこいいと思いました。
今までマンガや小説など原作のある実写作品には出演させていただきましたが、実在する方をモデルとした主人公を演じるのは初めて。実際に先生ともお会いして、いろいろなお話を聞きながらすてきなお人柄を身をもって感じたので、湖音波という役を大切に演じさせていただきたいです。
-- 台本を読まれていかがですか?
第1話から湖音波の元ヤン感が全面に出ていて、すごく面白くなっていると思います。その一方で、医療ドラマとして繊細な部分や現代社会が抱える問題など、真面目に伝えなければならない部分もある。湖音波の過去やこの作品で伝えたいテーマも丁寧に描かれているので、その部分もお楽しみいただけると思います。湖音波以外にも濃いキャラクターの人たちがたくさん登場していきます(笑)。キャラ同士のテンポ良い掛け合いにも注目です!
--視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。
週初めの月曜夜9時から家族団らんのお供として見ていただけるとうれしいです。今作は痛快医療エンターテインメントになっていますので、湖音波が患者さんの病気と闘う姿、元ヤンらしい口調や格好いい姿など、笑いあり涙ありでお届けできると思います。放送スタートをぜひお楽しみに!