この「杉野遥亮 インタビュー」ページは「杉野遥亮」のインタビュー記事を掲載しています。
10月8日にスタートするフジテレビ系の連続ドラマ「オクラ~迷宮入り事件捜査~」(火曜午後9時、初回15分拡大)で、ダブル主演を務める反町隆史さんと杉野遥亮さん。クランクインを目前に控えた2人に、撮影に臨む意気込みや、見どころなどについて話を聞いた。
◇クランクイン目前、撮影への意気込みは?
ドラマは、実質“お蔵入り”してしまった未解決事件を追う部署、通称“オクラ”に属する刑事たちが難事件に挑む姿を、昭和と令和のジェネレーションギャップバディ-を中心に描く。人情に厚く“捜査は足で稼ぐ”がモットーの飛鷹千寿(反町さん)とクールでタイパ重視の不破利己(杉野さん)が風化寸前の事件を解決していく。
2004年の連続ドラマ「ワンダフルライフ」以来、約20年ぶりに同局制作のドラマで主演を務める反町さん。1998年放送の主演ドラマ「GTO」(同局系)が、カンテレ・フジテレビ開局65周年特別ドラマ「GTOリバイバル」として4月に放送されたことに言及し、「久々のフジテレビ。前回は『GTO』をやったので、先生と刑事(の役)をずっとやり続けようかなと思っております(笑)」とユーモアを交えてコメント。
「今回の監督、プロデューサーの方はみんな僕より年齢が下だったりするので、とっつきにくい、うるさいオヤジにならなきゃいいかなという感じで、言われたことを素直に『はい』と、なんでも聞こうかなと思っております」と笑顔を見せた。
2クール続けて同局系の連続ドラマで主演を務める杉野さんは、今作で刑事ドラマに初挑戦。「初めてのことも結構多かったりするので、『どういう風になるのかな?』と楽しみな面もありますが、今はまだ緊張しています」と明かした。
続けて、「台本もすごくすてきですし、反町さんと一緒にやらせていただけることも含めて、緊張しながらもどこか肩の力が下りてるというか、少しリラックスした状態で撮影に入れるんじゃないかなと思います」と反町さんへの信頼感をにじませ、「ただ、2クール連続やることに関しては、ちょっと自分やるじゃんとは思ってます(笑)」と付け加えた。
◇本作で初共演、互いの印象は?
本作が初共演となる2人。杉野さんは「初めてお会いした時から、雰囲気やオーラ、経験されてきたことが、内面からにじみ出ているようにお見受けした」と反町さんの印象を語り、「現場で3カ月間ご一緒する中で、終わった時に『こういうこと学んだな』と思えたらいいな」と目を輝かせた。
これを受け、反町さんは「僕もそうですし、杉野くんも振り幅が大きい役なので、そこの化学反応がいい形で現れればいいかなと思います」と杉野さんとのコンビネーションに期待を寄せ、「刑事ドラマって独特なところもあると思うので、お互い助け合いながら楽しんでやれればいいかな」と述べた。
現在50歳の反町さんに、今年29歳になった杉野さんと同じ年ごろに、どんな青年だったのかを尋ねると、「僕はもう結婚していましたし、役者を始めたのも19歳だったので、意外と早かったのかな。今となって思えば『遅咲きのほうがいいのかな』って思う時もあるんですよ」と吐露。
「男としても役者としても、早くいろいろやってしまうと『どうしようかな』と考える時期や波があったりするんですよ。だから、杉野くんはじっくりと進んでいく雰囲気があるので、すごくいいなと思います」とほほ笑む。
一方、杉野さんに50歳になった時の理想像を聞くと、「落ち着いていたいなと思います。欲を言えば、何にでも『分かったよ』といえるような大人になっていたいです。たくさん経験を積んで、人として大きくなれたら良いかな。あとは、嘘をつく大人にはなりたくないなと思っています」と語った。
◇見どころは「男のぶつかり合い」
最後に、反町さんは本作の見どころについて「男のぶつかり合いじゃないですかね。裏切りというものがありながらも、そこの掛け合いをどれだけ魅力的に表現していけるかなと。男2人が一つの目標に向かっていく姿が『なんか良いな』と思っていただけたらうれしいです」とアピール。
杉野さんも「一番は『すてきな2人だな』と思っていただけるような関係を演じていきたいですし、そのために『自分って何ができるんだろう』ということを(反町さんと)お話していきたいと思っています」とコメント。
「『オクラ』のメンバーも個性的な方が揃っていますし、僕は面白いことも好きなので、ちょっとずつでも何かやっていけたら良いなと考えています。最後の方まで面白いので、全話通して観ていただけたら」と呼びかけた。