この「機動戦士ガンダム:銀灰の幻影 解説」ページは「機動戦士ガンダム:銀灰の幻影」の解説記事を掲載しています。
人気アニメ「ガンダム」シリーズのVR映像「機動戦士ガンダム:銀灰の幻影」に“銀色のガンダム”デルタザインが登場することが話題になっている。デルタザインは、デルタプラスの改修機。デルタザイン、デルタプラスとは?
◇ルーツにデルタプラス デルタガンダム、百式も
「銀灰の幻影」は、U.C.0096(宇宙世紀0096)が舞台の映像で、主人公は、連邦でもジオンでもない非公式の傭兵組織アージェント・キールに所属している。デルタザインは、AE(アナハイム・エレクトロニクス)社がアージェント・キールに供与したデルタプラスの改修機だ。密約の事情から機体外装は規格外品が使用されている。頭部は別計画の試作機からの流用で、装甲形状はかつて設計段階で凍結された幻の機体のデータを採用し、専用のシールドを装備する。アージェント・キールの象徴である銀色の塗装が施されており、“銀色のガンダム”と呼ばれている。
デルタザインの基になったデルタプラスは、「機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)」に登場する量産試作型可変MS(モビルスーツ)で、デルタガンダムを再設計した。デルタガンダムは、百式の初期開発プランとされる可変MSで、フレームの強度問題などがあり、開発中断となってしまった“幻の機体”。デルタガンダムの変形機構を除外し、再設計したのが百式だ。
デルタプラスは本来、百式が目指していたデルタガンダムの開発プランを洗い直し、百式が実戦で培った運用データを加えることで、誕生した。つまり、デルタザインはデルタガンダム、百式がルーツにあるとも言えそうだ。
◇ヤクト・ドーガ、リ・ガズィの独自改修機が!
「銀灰の幻影」には、ヤクト・ドーガを独自改修したヤクト・ヴァイゼ、リ・ガズィを独自改修したリ・ガズィ(アージェント・キール仕様)、ザクIIを近代化改修したザクII(アージェント・キール仕様)、ジムを最新規格に更新したジム(アージェント・キール仕様)なども登場する。
デルタザインのガンプラ(プラモデル)「HG 1/144 デルタザイン」(バンダイスピリッツ)が発売されることも発表されており、ほかのMSもガンプラ化されるのか?と気になっているファンも多いはず。さらなるガンプラの展開も期待される。