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志田彩良:来年1月期「消せない『私』」で連ドラ初主演 デマと動画を拡散した同級生に復讐するヒロイン 本郷奏多も出演

連続ドラマ「消せない『私』―復讐の連鎖―」のキービジュアル=日本テレビ提供

 俳優の志田彩良さんが、2024年1月5日から日本テレビの「金曜ドラマDEEP」枠(金曜深夜0時半)で放送される連続ドラマ「消せない「私」―復讐の連鎖―」に主演することが12月12日、明らかになった。志田さんが連続ドラマに主演するのは初めて。さらに、志田さんは1月18日から中京テレビで放送される「こんなところで裏切り飯」で伊武雅刀さんとダブル主演することも決まり、初となる連ドラの主演を同時期に2作品務める。

 ドラマの原作は、黒田しのぶさんの「消せない「私」~炎上しつづけるデジタルタトゥー~」(ぶんか社)。志田さんは、高校時代にいじめに遭い、家族も友だちもすべて奪われて人生を台無しにされ、10年の時を経て復讐(ふくしゅう)に立ち上がる主人公の灰原硝子(はいばら・しょうこ)を演じる。

 また、俳優の本郷奏多さんの出演も発表された。本郷さんは、硝子の復讐に協力する元美容系動画の配信者、徳道仁(とくみち・じん)を演じる。

 平凡な女子高生だった灰原硝子は、美容系動画を配信する徳道仁と知り合い、彼の動画に出たことがきっかけで一躍有名人になる。しかし、そんな硝子の活躍を妬む同級生たちの罠(わな)にハメられ、硝子はクラスメートに暴行される。しかも、暴行動画がデマと共にネットで拡散され炎上。硝子は誹謗(ひぼう)中傷の標的になる。自宅の住所を特定され、動画を見た野次馬たちが家の周りをうろつくようになり、さらには不審火により自宅が燃え、父親と母親が非業の死を遂げる。

 硝子は祖母の家に引き取られ、引きこもってすさんだ生活を送る。10年の月日が経ち、硝子は自ら人生を終わらせる決意をするが、そんな中、自分を苦しめた同級生たちがテレビの中継インタビューに笑顔で答え、楽しそうにしているのを見て、あらゆる手を使い復讐をすることを決意。硝子を有名にしながらも、炎上から救えなかったことを後悔する徳道は、硝子に過去を忘れて幸せになってほしいと願いながらも復讐に協力して……と展開する。

 「消せない「私」―復讐の連鎖―」の初回(1月5日)のみ、深夜1時10分から放送される。

 志田さん、本郷さん、原作の黒田さん、伊藤裕史プロデューサーのコメント全文は以下の通り。

 ◇志田彩良さんのコメント

 生きることに絶望してしまうほど心をズタボロにされた硝子の第二の人生を、輝かしいものにしたいです。私にとって初挑戦となる難役ですが、彼女の抱える思いや悲しみ、そして憎しみに寄り添ったキャラクターにできたらと思っています。出演者・スタッフさんの力を借りながら、様々な想いや感情と共に役を全うします! ドラマ初主演という緊張感や責任感もありますが、いただいた役を大切に演じながら、皆様とすてきな作品を作れたらと思います。

 ◇本郷奏多さんのコメント

 復讐に生きると決めた硝子に対し、それが正しくないことであると認識しながらも彼女に寄り添っていく徳道。硝子の人生を変えてしまった原因が自分にもあると責任を感じているので、硝子のためにできることを、苦悩しながらも模索し続けます。復讐というテーマを、とことん慈悲なく追求した作品です。見てくださった方の心に強く響くドラマになると思いますので、是非覚悟を決めてご覧ください!

 ◇黒田しのぶさんのコメント

 初めまして。「消せない私」を執筆しました黒田しのぶと申します。この度、「消せない私」がドラマ化が決定され、現実感が湧かず驚きとうれしさでいっぱいです。この作品のコンセプトは「ガラスの靴をたたき割り、それを武器に襲いかかるヒロイン」です。作中、苛烈なことばかりしている登場人物たちですが、このような狂気は意外と近く、私たちの日常に潜んでいます。人よりちょっとだけ強欲だった人間たちのつぶし合いを楽しんでいただけたら幸いです。この作品の成立に尽力してくださった全ての関係者、そして読者・視聴者の皆様へ心より感謝申し上げます。硝子の物語の終わりまで、どうぞよろしくお願いいたします。

 ◇伊藤裕史プロデューサーのコメント

 主人公の灰原硝子という役はジェットコースターのように表情とキャラクターが変わっていきます。平凡な高校生、そこからメークによって魅力的になったかと思うとデジタルタトゥーにより自暴自棄になり田舎に引きこもる。そして10年後に憎しみが再燃し復讐を誓うようになる。さらには復讐相手に合わせてキャラクターを演じ分けるという途方もない難役は、どんなキャラクターも演じられる、役者として抜群の信頼感があり、さらに業界人気の高い志田彩良さんが真っ先に思い浮かびオフォーしました。主人公・硝子演じる志田さんの復讐心に支配された鬼気迫る姿をご堪能下さい! 本郷奏多さんはベテランにしか出せない深さのある表情を既に身に付けている俳優さんで、せりふを言わなくても感情を伝える事が出来るすてきな俳優だと思っています。少しミステリアスな雰囲気が漂う徳道役には本郷さんがピッタリだと思ってお願いしました。硝子を包み、そして寄り添っていこうと思うまでの切ない感情から激しい感情までの移り変わりを楽しみにしていただければと思っています。

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