この「相棒 season24 インタビュー」ページは「相棒 season24」のインタビュー記事を掲載しています。
今年でシリーズ誕生25周年を迎えた人気刑事ドラマ「相棒」。現在放送中の「相棒 season24」(テレビ朝日系、水曜午後9時)で、水谷豊さん演じる杉下右京、寺脇康文さん演じる亀山薫の“黄金コンビ”は通算11シーズン目に突入した。先日には、「相棒」初のファンミーティングも開催され、定員250の会場に約8000人の応募があった盛況ぶり。ファンミーティングを終えた2人に話を聞いた。
「相棒」は、警視庁の窓際部署・特命係の杉下右京が天才的頭脳で推理し、“相棒”と数々の難事件に挑む物語。放送が始まった2000年から、これまで亀山薫、神戸尊(及川光博さん)、甲斐享(成宮寛貴さん)、冠城亘(反町隆史さん)の相棒4人が誕生。season21で初代相棒の薫が特命係に舞い戻り現在に至る。
--当選倍率約32倍となったファンミーティングでは、“相棒愛”を数分にわたって熱弁するファンもいらっしゃいました。終えていかがですか。
水谷さん:楽しかったですね。最初はどうなるものかと思っていたのですが、想像以上の熱気でした。皆さん、本当によく「相棒」を見てくれているんだなと実感しました。
寺脇さん:皆さんが優しい目で見守ってくださっていたのが伝わりました。あたたかいエネルギーを感じました。
水谷さん:撮影期間は毎年(およそ)7カ月あるのですが、時に「なんて大変なことをやっているんだろう」と思うこともあります(笑)。でも実際にファンの皆さんと直接お話しをすると「さあ頑張ろう!」とパワーをいただきました。
寺脇さん:右京と薫を人生の一部として大切にしてくださる方々がたくさんいらっしゃると感じました。ありがたかったです。
--前後編で展開した第1、2話では、特命係が今度は検事総長(余貴美子さん)と対峙しました。
水谷さん:右京が講談師の内弟子になったりと、破格のストーリーでした(笑)。
寺脇さん:検事総長と対決していくのも破格でしたね。正義のために国家権力にも屈しない、(警察の中でも)特命係だからこそできることだなと。
水谷さん:特命係の姿勢は一貫していますよね。「相棒」らしいエピソードでした。
--第1話(10月15日放送)の右京の“絶叫シーン”も破格だと感じました(笑)。
寺脇さん:僕がいないシーンだったので(撮影を)見ていましたけど、ただの悲鳴じゃないんですよ。テストでは「あああああ!」だけだったのに、本番では「うえええ」と叫び声も入れていて(笑)。スタッフみんな、笑いをこらえるのに大変(笑)! カットがかかったら爆笑でした。
水谷さん:右京ならこう叫びそうだなと(笑)。楽しいシーンでした。「相棒」は社会派でありながらエンターテインメントの要素もある。1、2話はそれが充分に発揮されていましたね。
--第3話では、加藤清史郎さんが約1年ぶりに出演されます。「相棒」には4度目の出演になります。
寺脇さん:清史郎君は本当に明るくて、現場の雰囲気を盛り上げてくれます。
水谷さん:彼がいると楽しいですね。しかも、我々キャストに対しても、スタッフに対してもリスペクトをもってくれている。いいなと思います。「相棒」には4回出演してくれていますから、その度に彼の成長を見ている感じがします。
「相棒 season24」第3話「警察官B」は、10月29日に放送される。