「誘拐の日」の　インタビューの記事一覧
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　俳優の斎藤工さんが誘拐犯役で主演する、テレビ朝日系の連続ドラマ「誘拐の日」（火曜午後9時）。江口洋介さん演じる刑事・須之内司を筆頭とする所轄の捜査チームで“紅一点”の古賀彩佳を演じるのは、俳優のさかたりささんだ。男性陣の多い捜査チームで目を引くショートヘア美女の素顔とは？　ドラマの話から、特技だという「ブラジリアン柔術」まで話を聞いた。

　◇「誘拐の日」クライマックスは韓国版と違う

　「誘拐の日」は、韓国で話題になった同名ドラマ（2023年）が原作。心臓病の娘の手術費のために誘拐犯となった新庄政宗（斎藤さん）と、両親を殺害された記憶喪失の天才少女・七瀬凛（永尾柚乃ちゃん）の疑似親子バディーが、正体不明な謎の男たちの追撃をかわしながら殺人事件の真相に迫っていくミステリーだ。

　さかたさん演じる彩佳は、事件を捜査する川中署の刑事。今回が初めての、そして念願の刑事役だったという。

　「ブラジリアン柔術を習っているのですが、ずっとアクションをやりたくて刑事役を演じられると聞いたときはうれしかったです！　ただ今回アクションシーンはなかったのですが……（笑）。立ち姿や体幹は役に生きているかな？と思います」

　刑事役に挑むにあたり、肩下まであった髪をばっさりカットした。

　「男性ばかりのチームの中にいる女性なので、ボーイッシュな雰囲気がほしいと思い、ショートヘアにしました。ここまで短いのは人生初です。似合うかな？と不安だったのですが、思った以上に褒めていただくことが多くてうれしかったです。夏にドライヤーも楽なので、短くして良かったなと（笑）」

　川中署の捜査チームは、江口さん演じる須之内以外は、どこかコミカルな雰囲気を漂わせる。

　「監督から『ずっとシリアスだと見ている人も疲れてしまうので、刑事課チームは面白要素を増やしたい』とお話をいただいて。緊張感の続く物語の中で“緩”の部分を担っていると思います。今後もその“ゆるふわ感”を楽しんでほしいです！」

　物語は終盤戦に差し掛かっているが、「7話（8月19日放送）から雰囲気がガラッと変わります！」と紹介する。「彩佳としては、（安達祐実さん演じる）新庄の妻を尾行してますね。クライマックスが韓国版と違うのでぜひ楽しみにしてほしいです！」とアピールした。

　◇TikTokのフォロワーは15万人超　「清野菜名に似てる」とバズる

　特技の「ブラジリアン柔術」は、日本の柔道を起源に、ブラジルで発展した寝技中心の組技格闘技。5年ほど前、当時所属していた事務所に勧められて始めた。

　「『プロフィルに書いた時に目を引くから』と勧められたのですが、最初は正直イヤイヤでした……（笑）。でも、もともとサッカーをやっていて体を動かすことが好きだったのもあり、道場に通っている内にハマってきて。今では自分の“武器”だと思っています。事務所を移籍してからも週1は必ず、多い時は週6で通っています」

　今年4月には、5段階ある帯の3段階目にあたる「紫帯」を取得した。「自信のある“武器”ですが、まだ仕事には生かせていないので、今後はアクションのお仕事にも挑戦したいです」と意気込む。

　ブラジリアン柔術に限らず、「ハマったら長く続く性格」だと語る。大学時代から投稿を続けているTikTokのフォロワーは、現在15万人を超える。

　「おこがましいですが、顔が清野菜名さんや夏帆さん、のんさんに似てるとバズってフォロワーが増えました。TikTokはトレンドがめまぐるしく変わって、急に見られなくなったりと大変ではあるのですが、一度始めたのでこれからも継続したいです」

　今年10月で26歳に。「『新幹線大爆破』（Netflix）ではJRの職員役、今回は刑事役と“お仕事系”の役が増えてきて、演じていてとても楽しいです。今後もいろいろな職業に挑戦したいですし、アクションもやってみたいです！」と声を弾ませた。