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濱正悟:「ばけばけ」庄田役で話題の俳優 “4年越し公開”初主演映画に並々ならぬ思い “痛い”主人公に共感「未熟な頃の自分と重なる」

映画「お別れの歌」で主演を務める濱正悟さん

 3月に最終回を迎えたNHK連続テレビ小説「ばけばけ」で、“半分弱”こと庄田多吉を演じ、話題を集めた俳優の濱正悟さん。4月17日には、映画初主演作となる「お別れの歌」(柴田啓佑監督)が4年越しに公開された。ますます勢いに乗る濱さんに、撮影を通して学んだことや公開にあたっての思い、「ばけばけ」出演の反響などについて話を聞いた。

 ◇映画初主演作、撮影を通して学んだことは?

 「お別れの歌」は、生前葬を題材に、生や死、別れなどを見つめたヒューマン作品。古い家具屋で働く夢大(濱さん)と葬儀場で働く恋人・ハルコ(今泉佑唯さん)。2人の前に、ある日、老人ホームを抜け出した夢大の祖父・シゲル(六平直政さん)が現れ、「生前葬をあげたい」と言い出す。シゲルが死ぬ前に会いたい人を探すため、3人は旅に出るが、その別れを準備するはずの旅が、やがて“まだ生きている今”を見つめ直す旅へと変わっていく。

 数年前に撮影が行われ、2022年に「田辺・弁慶映画祭」などで上映されたが、劇場未公開だった本作。今回、クラウドファンディングにより劇場公開が実現した。4年越しの公開決定に、濱さんは「一生に一度の初主演作を、ぜひ劇場で見ていただきたいという思いを持っていたので、公開が決まってすごくうれしいです」と喜びを噛みしめる。

 出演が決まった際の心境については「当時はゲスト出演や脇役がメインでしたし、主演タイプの俳優ではないと思っていたので、まさかと思いました。初主演ということで、本当に実感が湧かなくて、宙に浮いているような感覚でした」と振り返る。

 「『どう演じていこう?』『どういうふうに現場にいればいいんだろう?』と、いろんなことが頭を巡りましたね。撮影期間はほぼ毎日現場にいて、本当に『お別れの歌』の世界に入り込んだような、作品にどっぷり浸かった2週間でした。とても濃密な時間でしたし、現場の皆さんと一丸になって映画を作ることの楽しさや素晴らしさ、独りよがりにならず全体を意識することの大切さを学びました」

 ◇演じる夢大と重なる部分も

 演じる夢大は、教師として働いていたがうまくいかず、地元に戻り家具屋で働く無気力な青年。濱さんは「痛いな……と思いました(笑)。自分の弱さに気付いているのに、かっこつけてしまう。演じていた当時の自分とは結構似ていた気がします」と明かす。

 「自分が俳優として未熟な頃だったので、その時期にもがいていた自分と重なりましたし、そういう意味でも役に入り込めたのかなと。ある意味、力が抜けたキャラなので、主人公らしい主人公じゃないところも、自分に合っていたのかなと思います」

 役作りについては「夢大はたばこを吸うという設定があったので、そこから役作りをしていこうと思い、人生で初めてたばこを吸いました」と語る。

 「1~2カ月ほど吸ってから撮影に臨んだのですが、いざ現場に入ったら、本物のたばこじゃなかったんですよ。撮影用のたばこだったので、吸う練習をした意味があまりなかったなと思いました(笑)。ちょっと拍子抜けしましたが、そんな自分の失敗も、ちょっとダサい夢大と似ているなとも思いました」

 劇中には印象的な家具屋やローカルな雰囲気の駅など、心をひきつけられるロケーションが随所に登場する。全編を通して静岡県で撮影されたといい、濱さんは「本当に奇跡のようなステキな場所で撮影できて、そこも見どころの一つです」と話す。

 「以前も撮影で静岡を訪れたことはあるのですが、今回はゆったりとした空気の中で撮影したので、街を眺めているだけでも、空気を吸うだけでも気持ちよかったです。水も冷たくて、その水で洗顔していたら、なぜか肌もキレイになりました」

 ◇「ばけばけ」出演の反響は?

 「お別れの歌」での無気力な役とは打って変わり、「ばけばけ」では、優秀でありながらどこか“残念”な庄田を魅力たっぷりに演じた濱さん。撮影を振り返り、「改めてお芝居って楽しいなと思いました」と笑顔を見せ、「見てくださった方たちの反響も大きくてうれしかったです」と充実感をにじませる。

 「これまでは悪役を演じることが多かったので、庄田のようなピュアな役を演じて『こういう役もいけるんだ』と新鮮で楽しかったですし、自信にもつながりました。番組のイベントにも参加させてもらって、直接皆さんの反応が見れたこともうれしかったです。『ばけばけ』に携われたことで、役者として得られたものも多かったですし、改めて財産になったなとしみじみ感じました」

 「ばけばけ」出演を経て、俳優としてさらなる成長を果たした濱さん。そんな濱さんにとっても並々ならぬ思い入れがあるという「お別れの歌」について、「『ばけばけ』とはまた違った作風ですし、僕も全然違うキャラクターを演じているので、きっと新鮮に感じてもらえると思います」とアピールする。

 「風の音や葉っぱが揺らいだ音、家具屋の木の質感など映像も生の色により近くて、木の香りも漂ってきそうな……自分が現場にいて五感で感じたことが、そのままスクリーンに閉じ込められている作品です。細部までこだわって作り込まれていますので、絶対に劇場で見てほしいですし、もがき、あがいている登場人物たちの呼吸みたいなものを劇場で感じてほしいです。ラストは見る人によって捉え方が変わってくると思うので、どう感じたのか、ぜひ感想を教えてもらえたらうれしいです」

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