高齢化や地方の過疎化が進む中、在宅での医療が重視されてきた。介護が必要になっても、自宅での医療を希望する人が40%を超え、終末期医療では60%以上が自宅や親族の家での療養を希望している。そんな中、在宅医療を支える新たな技術として、コニカミノルタがデジタルX線撮影装置「AeroDR」を開発した。わずか2.9キロという軽さだが、X線発生装置から出たX線を自動検出し、そのデータを無線で瞬時にPCに送り、その場で画像が確認できる。最新の技術により被爆線量もこれまで約半分に低減された。タブレット型PCと組み合わせたキャリングパッケージでどこにでも運んで使えるのが特徴。岩手県遠野市の病院でこのAeroDRを活用した在宅医療の取り組みが行われ、青森県では、ヘルスプロモーションカーという実証実験で採用され過疎化が進む地域での在宅医療の現場で活躍している。
放送時間:BS11毎週日曜日 午後6時00分~6時55分
キャスター:
元村 有希子(毎日新聞科学環境部編集委員)
黒塚 まや
コメンテーター:
山路 透
BizBuzコーナー
出演:猪狩 淳一(毎日新聞デジタル)