1970年代を中心に人気を集めたロボットアニメ「マジンガーZ」の新作劇場版アニメ「劇場版マジンガーZ(仮題)」(志水淳児監督、2018年1月13日公開)に、声優として上坂すみれさん、花江夏樹さん、石塚運昇さんが出演することが8月19日、明らかになった。上坂さんは物語の鍵を握る謎の美少女・リサ、花江さんは主人公・兜甲児の弟で、若き天才パイロットとして活躍する兜(かぶと)シロー、石塚さんは世界征服を目論む悪の天才科学者・Dr.ヘルをそれぞれ演じる。
また、高木渉さんが頼れる兄貴・ボス、山口勝平さんがボスの子分その1・ムチャ、菊池正美さんが子分その2・ヌケ、森田順平さんがヒロイン・弓さやかの父である弓首相、島田敏さんが超スローな科学者・のっそり博士、塩屋浩三さんが研究大好きな科学者・せわし博士をそれぞれ演じることも分かった。
また、今回の追加キャストを紹介する映像も公開された。映像では、上坂さんが声を演じるリサが「通称リサです。よろしくお願いします」と自己紹介したり、花江さん演じるシローが「3番隊、気合い入れて行くぞ!」とかけ声を上げたりするシーンなどを収録。せりふと共に各キャラクターの劇中シーンが映し出され、配役を紹介している。
「マジンガーZ」は、地球の平和を守るため、主人公・兜甲児がロボットを操り、世界征服をたくらむ悪の天才科学者Dr.ヘルが作り出した機械獣軍団と戦う……というストーリー。永井豪さんのマンガが72年に「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載開始。テレビアニメは72~74年に放送された。水木一郎さんの歌う主題歌、超合金などのキャラクター玩具なども人気を集めた。
同作の劇場版アニメは、74年公開の「マジンガーZ対暗黒大将軍」以来で、過去のテレビアニメ版などと同じ東映アニメーション(旧東映動画)が製作する。森久保祥太郎さんが主人公・兜甲児、茅野愛衣さんがヒロイン・弓さやかをそれぞれ演じる。