乙野四方字(おとの・よもじ)さんの小説が原作の劇場版アニメ「僕が愛したすべての君へ(僕愛)」(松本淳監督)、「君を愛したひとりの僕へ(君愛)」(カサヰケンイチ監督)の本編映像が10月14日、公開された。須田景凪さんと「Saucy Dog」の挿入歌と共に描かれる、主人公・暦が愛する人とともに過ごす“二通り”の日々を切り取った映像となっている。
「僕愛」の映像の冒頭では、須田さんによる挿入歌「落花流水」とともに、大学を卒業して虚質科学研究所で働き始める暦と和音の姿が映し出される。一方「君愛」の映像は「Saucy Dog」が担当した挿入歌の「サマーデイドリーム」とともに、暦と栞が虫取りやお化けのコスプレなどをした幼少期の2人の姿から始まる。
「僕愛」と「君愛」は、並行世界を行き来することができる世界を舞台に、同じ名前の二人の少年がそれぞれの世界で一人の少女と恋に落ちる……というストーリー。ハヤカワ文庫から小説が発売されており、累計発行部数は40万部を突破している。
アニメは、タツノコプロのレーベル「BAKKEN RECORD」が「僕愛」、「ルパン三世」シリーズなどで知られるトムス・エンタテインメントが「君愛」をそれぞれ制作。宮沢氷魚さんが「僕愛」の高崎暦役、「君愛」の日高暦役を1人2役で務め、橋本愛さんが「僕愛」のヒロイン・和音、蒔田彩珠さんが「君愛」のヒロイン・栞をそれぞれ演じる。