
俳優の伊藤健太郎が主演を務める「連続ドラマW コンサルタント-死を執筆する男-」が、6月7日にスタートする(日曜午後10時にWOWOWプライム・WOWOWオンデマンドで放送・配信。全6話で初回は無料放送・配信)。WOWOWドラマに初主演となる伊藤は、ミステリー小説家志望の青年・伊崎耀を演じている。伊崎は謎の組織に引きずり込まれ、“完璧な暗殺シナリオ”を執筆する「暗殺」専門のコンサルタントへと転身するが、次第に圧倒的な巨悪に巻き込まれ、逃げ場を失っていく。“人の死”さえも“商品”に……。資本主義社会の闇の中で翻弄されていく人々を描いた韓国発ダークサスペンスだ。併せて、主演の伊藤や共演の木村文乃が出演したドラマを紹介。一流のスタッフ・キャストによる“抜け出せなくなる恐怖”をじっくり味わおう。

原作はイム・ソンスンの「コンサルタント」(ウンヘンナム)。日本語翻訳版は「コンサルタント―死を執筆する男―」(ハーパーコリンズ・ジャパン)。WOWOWでは初のK-文学(韓国文学)作品の映像化となる。原作者のイム・ソンスンは偶然通りかかった抗議デモの現場に、「解雇は死だ」というスローガンが掲げられていたことが執筆のきっかけになったと振り返る。「誰かの悲しい声から生まれた小説が映像化されることは、まるで奇跡のように感じられます」と今作に期待を寄せる。 監督は、映画「リング」シリーズや「事故物件」シリーズなどジャパニーズホラーを牽引(けんいん)してきた中田秀夫と、「アンフェア」シリーズ(カンテレ・フジテレビ系)や「駐在刑事」シリーズ(テレビ東京系)などを生み出してきたドラマの名手、小林義則。脚本は、「法廷のドラゴン」(テレビ東京系)、「ガラパゴス」(NHK)など社会構造や人間心理を鋭い筆致で掘り下げる戸田山雅司、音楽は、「カルテット」(TBS系)や「ブラッシュアップライフ」(日本テレビ系)の劇伴を手掛けたfox capture planのメンバーで、個人としても「人事の人見」(フジテレビ)の劇伴を担当するなど活躍中のカワイヒデヒロが務めている。

伊藤演じる主人公の伊崎耀はネット上で細々とミステリー小説を発表していたが、ある日、自身のファンを名乗る謎の男、黒川秋峰と出会う。黒川は伊崎に「完璧な暗殺」をテーマにした小説を執筆してほしいと依頼するが、それは実在する人物を暗殺するためのシナリオだった……。 伊崎を悪の道に引きずり込む謎の女と男を演じるのは、木村文乃とGACKT。伊藤、木村、GACKTの3人は初共演となる。 木村演じる、伊崎を監視する謎の組織“カンパニー”から派遣されたマネージャーの水畑早紀は、伊崎の「理想の女性」として現れると、伊崎とは敵とも味方とも言い切れない関係になっていく。緊張感のある2人の関係性に注目だ。カメラが回っていないところで、伊藤がサーフィン、木村はスキューバダイビングをする“海仲間”であることが判明し、そのお陰で壁がなくなり緊張せず撮影に臨めたと木村が明かした。 WOWOWドラマに初出演となるGACKTは、伊崎の小説家としての才能を見いだすも、その才能を“カンパニー”のために利用し、伊崎を翻弄し続ける謎の男、黒川秋峰を演じる。伊崎が「暗殺」専門のコンサルタントになるきっかけとなり、キーマンでもある黒川について、伊藤は「台本を読んだ時に、まず誰が黒川をやるんだろう?と思いました。その後、GACKTさんが演じると伺ってすごくワクワクしました」とコメント。

GACKTも「黒川は非常にミステリアスで危なく、何を考えているかわからない役で、この役だったら演じがいがある、やってみようと思いました」と語った。GACKTは伊藤との共演について、「健太郎は好きな役者。初めて会ったときに気持ちのいい男だなと思い、こんなすてきな彼を悪の道に引きずり込まなきゃいけないのか……と。ボクにピッタリの役だと思いました(笑)」とコメントしている。 また、GACKTは今作の主題歌も担当する。主題歌は、今作のために書き下ろした9年ぶりの新曲「FALL AGAIN」で、GACKTは撮影中に歌詞を書いたことを明かし、「主人公の伊崎のように、一度足を踏み入れてしまった場所から逃げ出せない。どんどん落ちていく中で、心の叫び、葛藤みたいなものがうまく表現できた」と話している。 さらに、桜井日奈子、一ノ瀬颯、河相我聞、大河内浩、東根作寿英、諏訪太朗、阪田マサノブ、木場勝己ら、実力派キャストも出演する。 近年、活躍の場を広げている桜井は、“暗殺”コンサルタントになった伊崎が表向きには敏腕コンサルタントとして働く外資系企業で、経理を担当している斎藤良美を演じる。伊崎と良美は恋に落ち、交際に発展するものの、伊崎は暗殺コンサルタントであることを隠しており、一方で良美も秘密を抱えている。

一ノ瀬は、警視庁捜査一課の刑事・菅野正人を演じる。菅野は、伊崎が関わった一連の「自然死」や「自殺」の裏に何かあるのではないかと疑う。「追われる」伊崎と「追う」菅野は実は“あるつながり”を持っていた……。2人の対決がどのように繰り広げられるのかに注目だ。 さらに伊崎が勤める会社の支社長の徳永貞夫役を河相我聞、伊崎による“完璧な暗殺シナリオ”の犠牲者、実際に暗殺のターゲットとなる国会議員の山室将成役を大河内浩、牧師の三枝孝之役を東根作寿英、酪農家の加藤篤志役を諏訪太朗、リストラ部長の榎本和昌役を阪田マサノブ、“会長”と呼ばれる男を木場勝己が演じている。 平凡な男がなぜ「暗殺」専門のコンサルタントへと変貌を遂げたのか、そして暗殺を請け負う謎の組織“カンパニー”はなぜ存在しているのか……。「死」さえも商品となる資本主義社会の闇、その中で試され、裏切られ、翻弄されていく人々を描いたダークサスペンスは見逃せない。

--出演が決まった際のお気持ちをお聞かせください。 ありがたいなという、うれしい気持ちが一番大きいです。作品のテイストも、役柄も、あまり経験したことがないものだと思います。また原作が韓国の作品であるため、どのように日本のドラマとして描いて、皆さんに受け入れていただけるように作っていくのか、非常に楽しみな作品です。 --伊崎という役について、演じられた感想を教えてください。 小説家志望の伊崎と、コンサルタントの伊崎の二面性をガラッと変えたいと思っていました。服や姿勢、話し方など外から見えるものだけでなく、黒川という謎の人物と出会うことで内面も変化していく。その変化をどう表現するかについては監督とも話し合いました。 伊崎は黒川と出会ったことでダークな方へと引っ張られますが、別の人物と出会っていたら全く違った結果になっていたはずです。出会いによって自分の人生が変化していくことってありますよね。また伊崎が変化した自分自身に対して「本当にこれでいいのか?」と疑問を持ち続ける姿にも共感しました。 --改めて、視聴者の皆様、楽しみにされているファンの皆様へ向けてメッセージをお願いします。 僕自身、ハッとさせられるセリフが本当に多い作品です。社会で生きている上で知らなかったこと、深く考えてこなかったことが盛り込まれています。伊崎のようにモヤモヤした感情を抱えている方にとっては、共感もできる作品だと思います。 もちろん「暗殺」がテーマですが、人間関係や恋愛も描いているため、いろいろな目線で楽しんでいただけるのではないでしょうか。視聴者の皆さんの予想を裏切るような演出もあるので、いろいろな発見をしていただき、何回も味わっていただけたらうれしいです。

スタッフ/原作:イム・ソンスン「コンサルタント」(ウンヘンナム)、イム・ソンスン著・カン・バンファ訳「コンサルタント―死を執筆する男―」(ハーパーコリンズ・ジャパン)[改題・新装版]▽監督:中田秀夫、小林義則(共同テレビジョン)▽脚本:戸田山雅司▽音楽:カワイヒデヒロ▽主題歌:GACKT「FALL AGAIN」▽プロデューサー:廣瀬眞子、笠置高弘、河相沙羅▽製作:WOWOW トライストーン・エンタテイメント キャスト/伊藤健太郎▽桜井日奈子▽一ノ瀬颯▽河相我聞▽大河内浩▽東根作寿英▽諏訪太朗▽阪田マサノブ▽木場勝己▽木村文乃▽GACKT

小説家を夢見て、古本屋でアルバイトをする日々が続くミステリーオタクの伊崎耀(伊藤健太郎)。ある日、伊崎の元に、とある出版社の代理人を名乗る謎の男、黒川秋峰(GACKT)から犯罪小説の執筆オファーが舞い込む。それは主人公という名のターゲットを、誰にも気づかれない“完璧な暗殺”によって死に至らしめる物語を書いてくれというものだった。黒川の言葉に乗せられ、小説を書き上げた伊崎だったが、後日、衝撃的な事実を知ることになる。 それは、自分が書いた小説通りに人が死んでいくという事実だった! 殺害の実行という特殊な任務を完璧に遂行する、姿の見えないミステリアスな会社の存在。そこから派遣されて彼を監視する謎の女性マネージャー・水畑早紀(木村文乃)。「死」をも商品化してしまう圧倒的な巨悪に巻き込まれ、逃げ場を失ってしまった伊崎の運命の行き先は……?
「連続ドラマW コンサルタント-死を執筆する男-」で主演を務める伊藤健太郎と、共演の木村文乃が出演しているWOWOWのドラマ(WOWOWオンデマンドで配信中)を3作品紹介する。

シリーズ累計発行部数1160万部を超え、壮大なスケールと緻密な人間描写で熱い支持を集める巨匠・北方謙三の大河小説「水滸伝」を、WOWOWが総力を結集、映像配信サービスLeminoとの共同により、圧倒的スケールで連続ドラマ化した。 北宋末期の中国を舞台に、腐敗した世を憂い、法に背いてでも正義を貫こうとする“はみ出し者たち”の、命を懸けた叛逆の物語。主演の織田裕二をはじめ豪華キャストが集結した。 主人公は、織田演じる、正義を信じ信頼で人を動かす“光を灯すカリスマ”、稀代(きだい)のリーダー、宋江(そうこう)。そして“はみ出し者たち”が結集する志の砦「梁山泊」を率いる頭領の一人、“叛逆の英雄”晁蓋(ちょうがい)役には反町隆史、同じく「梁山泊」に集う英傑の一人で“天下稀代の槍使い”林冲(りんちゅう)役に亀梨和也。さらに、満島真之介、波瑠、佐藤浩市、松雪泰子、玉山鉄二ら豪華キャストが名を連ねている。伊藤健太郎は、虎も打ち倒す拳の持ち主で“虎殺し”として名をはせる武松(ぶしょう)を演じている。武松は宋江の旅に同行し、数々の危機から仲間を守る。 監督は映画「Fukushima 50」(2020年)で日本アカデミー賞最優秀監督賞に輝いた若松節朗ら。日本ドラマ史上“規格外”のスケールで描く叛逆の群像劇だ。 ■ ストーリー 腐敗がはびこる世に、正義を信じる一人の下級役人が立ち上がった。その名は宋江(織田裕二)。彼が記した“世直し”の書「替天行道」は、時代に抗う者たちの心を震わせる。裏社会に生きる者、軍を追われた者、すべてを捨てた者たちが、旗のもとに集結。戦う理由は違えど、志は一つ。信じる者のため、旗のもとに集結した108人が、国家という巨大な敵に挑む! 理不尽な時代を変えようとする者たちの、命を懸けた叛逆の物語。

WOWOWと松竹京都撮影所がタッグを組んだ本格サバイバルスリラー。天下分け目の関ケ原の戦いから35年。平和な世を取り戻しつつあった日本に突然現われた、人を喰(く)らう化け物“群凶(Gun-kyou)”。崩壊した世界で愛する者を守るために戦う女性と、悲しい運命を背負いながらも自分が何者なのかを知るために旅をする青年が出会い、運命は大きく動き出す……。 忍びだった過去を隠し、血のつながらない娘を守るため壮絶な旅を続けるお凛役に、「殺人分析班」シリーズで主演を務めた木村文乃。人としての意識を保ちながら“群凶”となってしまい忌み嫌われ、自らのルーツを捜すため旅をしている謎の男、士郎役に「SixTONES」の田中樹。 2人は、クランクインの約2カ月前から本格的なアクションや殺陣のけいこを繰り返し撮影に臨んだという。田牧そら、富田靖子、高橋克実、山本耕史ら実力派キャストが脇を固める。 映画「正欲」(2023年)など社会的抑圧や差別の中で生きる女性を描いた作品を多く生み出してきた港岳彦らを脚本に迎え、現代の人々に本来の「生きる」意味を問いかける歴史スペクタクルだ。 ■ ストーリー 関ケ原の合戦から35年後。ようやく平和な世を取り戻しつつあった日本に突然現われた、人を襲い、喰らう化け物“群凶(Gun-kyou)”。幕府はひそかに討伐衆を派遣し、群凶とその地域を焼き払い隠蔽していた。そんな騒ぎを知らない多胡宿では、忍びだった過去を隠すお凛(木村文乃)が、医師・源三郎(高橋克実)の助手として、血のつながらない娘のトキ(田牧そら)と共に平和に暮らしていた。ある日、トキの病気を治す薬をもらうため遠く離れた村へ向かったお凛だが、村に着くと姿形が恐ろしく変わった群凶たちに襲われる。その時、お凛の中に過去の苦々しい記憶が鮮烈によみがえる。こうして大切な娘トキを守るための壮絶な旅が始まった。一方、人の意識を持ったまま群凶になってしまい、過去を持たず苦しみを抱える“半群凶”の男、士郎(田中樹)。忌み嫌われ幽閉されていた士郎は、自分が何者なのかを知るために、ある人物を捜していた……。

猟奇殺人事件の犯人と女性刑事の息詰まる攻防戦。張り巡らされた伏線、最後の最後まで仕掛けに満ちたノンストップ・クライムサスペンス。 作家・麻見和史の人気警察小説シリーズ「警視庁殺人分析班」。リアリティあふれるストーリーに、サスペンス性とアクションを織り込み、警察小説の新機軸を打ち立てたシリーズだ。その第1作を初めて映像化。 二転三転する展開、そして、事件の驚愕(きょうがく)の真相と犯人の真の目的がやがて明かされていく様子など、原作の世界観を忠実に再現。目が離せない、ノンストップ・クライムサスペンスだ。木村文乃は警視庁捜査一課十一係の刑事となった主人公の如月塔子を演じている。
6月7日にスタートする「連続ドラマW コンサルタント-死を執筆する男-」では、主人公・伊崎が、小説家志望の平凡な青年から「暗殺」専門のコンサルタントに転身。その二面性を見事に演じ分けた伊藤の繊細な演技にも注目だ。梅雨空の下、家の中でじわじわと心に迫るダークサスペンスを堪能したい。