河出書房新社人類は定説より5000年前に日本へ到達していた? 素朴な疑問から最新事情まで、太古の日本が見えてくる!

株式会社河出書房新社(東京都新宿区/代表取締役 小野寺優)は、日本最古の文化と人類の姿をわかりやすくガイドする、旧石器時代の案内書『最新研究でわかった 日本の旧石器時代』(山岸良二著)を、2026年5月25日に刊行いたします。
「旧石器時代」の全体像が、知識ゼロからわかる!
○ホモ・サピエンスは、どのルートで日本列島にやってきた?
○旧石器人は、洞窟に住んでいた? それとも住居を建てた?
○旧石器人は、どんな動物を狩猟し、どう調理していた?
○ナイフ型・尖頭器・搔器・石斧……石器の種類と用途とは?
○旧石器時代の遺跡は明治以降、いかに発掘されてきた?
……などなど、50以上の項目を解説しながら、旧石器時代をわかりやすくガイド!
2025年、中国山地の中心部にある冠(かんむり)高地に所在する冠遺跡(広島県廿日市市)で、およそ4万年前の物と考えられる石器が発見されました。この発見は、日本への人類到達が従来の説よりも5000年さかのぼる可能性を意味することから大きな注目を浴びています。
『最新研究でわかった 日本の旧石器時代』は、この重大な発見を足掛かりに、素朴な疑問から最新事情までを取り上げながら、縄文以前の日本人の姿、文化のはじまりを探求する読みどころ満載の一冊。
日本の歴史のスタート地点「旧石器時代」の全体像が、知識ゼロからわかる日本考古学の教養知識本です。
■遺跡・発掘調査で明らかになる「人類の進化」

第1章「旧石器時代を生きた人、その文化」より(本書P22~P23)
■日本史の常識を覆した岩宿遺跡での発見

第2章「旧石器文化はどう発見されてきたか」より(本書P60~P61)
■石器はどのようにつくられていた?

第3章「小さな「石器」たちは何を語っているか」より(本書P108~P109)
■充実の巻末資料! おもな旧石器遺跡30の解説+日本の考古学[戦後80年]の歩み

附「おもな旧石器遺跡30の解説+日本の考古学[戦後80年]の歩み」より(本書P166~P167)
各項目の末に掲載された「挑戦! 考古検定」(入門クラス~中級クラス)全20問で自分の実力を試しながら読み進めるのもオススメです。
より古い年代の石器や人骨を発見。「旧石器時代」解明の最前線とは
2020(令和2)年1月、国際地質科学連合により、千葉県市原市田淵の地磁気逆転層をふくむ「千葉セクション」が地質年代の国際境界地として認められ、いまから77.4万~12.9万年前の時代に「チバニアン」という名称をつけることが決まりました。
ちょうどこの時代が人類の歴史における「原人時代」となり、アジアではジャワ原人や北京原人がよく知られています。そして、これにつづく時代に、「新人(ホモ・サピエンス)」らがユーラシア大陸から日本列島に渡ってきたと考えられています。この人々が生活していた時代こそ、旧石器時代です。
日本では旧石器時代を、関東地方でよく見られる立川ローム層(約3万5000年前以前に堆積)より古い時代を「前期旧石器時代」、それより新しい時代を「後期旧石器時代」と区分しています。
これまでの発掘調査の結果、現在全国では後期旧石器時代の遺跡だけでも約1万5000か所以上が報告されています。これは、単純にいえばひとつの県に300以上の後期旧石器遺跡があるということになります。
本書は、最新研究の報告をふまえて、日本列島における「旧石器時代」とはどのような世界であり、生活文化だったのかをいちばんわかりやすく解説していきます。
(本書「まえがき」より抜粋)
目次
より古い年代の石器や人骨を発見。「旧石器時代」解明の最前線とは――はじめに
「旧石器時代」の人類とは/日本の遺跡発掘調査の実態/小学校の教科書から消えた旧石器時代/国内最古級の石器、冠遺跡で発見!
1章○旧石器時代を生きた人、その文化
石垣島で約3万年前の全身骨を発見/旧石器時代の気候と自然環境とは/石器人たちの「着る」と「食べる」/焼けた石「礫群」から調理法がわかる/食用の動物を「落とし穴」で狩る/遺構から推測される当時の住居とは
2章○旧石器文化は、どう発見されてきたか
日本に旧石器文化は存在したか…/岩宿で発見された「一片の石器」の衝撃/混迷・対立する旧石器文化研究/日本に「前期旧石器」は存在するか?/信じがたい“大発見”が連続する/スクープされた旧石器捏造事件/研究再建への取り組み、その後の発掘調査
3章○小さな「石器」たちは何を語っているか
積み重なる地層と、出土する石器類/打製石器の種類と、製作する方法/後期旧石器時代の石器の特徴
どこで石材を入手し、どう運搬したか/年代を割り出す科学測定テクノロジー/旧石器遺跡は地表下に、どう分布しているか/いま探究が進む、旧石器時代の深い謎とは
附 おもな旧石器遺跡30の解説+日本の考古学[戦後80年]の歩み
著者紹介
山岸良二(やまぎし・りょうじ)
1951年、東京生まれ。慶應義塾大学大学院修士課程修了、専門は日本考古学。わが国最大の考古学会「日本考古学協会」の全国理事をつとめ、千葉大学はじめ数々の大学で講師を歴任。現在は習志野市文化財審議会会長。一般向け講演やテレビ出演(世界一受けたい授業、林修の歴史ミステリー、週刊ブックレビューほか)で歴史学・考古学の啓発につとめてきた。2025年、旭日単光章受章(文化財保護貢献)。著書は『ここまで解けた縄文・弥生という時代』『科学はこうして古代を解き明かす』(ともに小社刊)、『テーマ別だから理解が深まる日本史』(監修・朝日新聞出版)、『親子でまなぶたのしい考古学』(同成社)、『日曜日の考古学』(東京堂出版)など多数。
書誌情報

書名:最新研究でわかった日本の旧石器時代
著者:山岸良二
仕様:四六判/並製/208ページ
発売日:2026年5月25日
定価:1,980円(本体1,800円)
ISBN:978-4-309-23198-3
装丁:こやまたかこ
書誌URL:
https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309231983/
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