銀座英國屋「2025年度 はばたく中小企業・小規模事業者300」選定。老舗オーダースーツ企業が「人を大切にする経営」で再成長

銀座英國屋「2025年度 はばたく中小企業・小規模事業者300」選定。老舗オーダースーツ企業が「人を大切にする経営」で再成長
1 / 1
銀座英國屋
縮小するアパレル市場で「働きがい改革」による再成長モデルとして評価


2024年度 はばたく中小企業・小規模事業者300ロゴ

1940年創業、オーダースーツの銀座英國屋を運営する株式会社英國屋(本社:東京都中央区、代表取締役社長:小林英毅)は、経済産業省 中小企業庁が全国の中小企業から選定する 「2025年度 はばたく中小企業・小規模事業者300」 に選ばれたことをお知らせいたします。

「はばたく中小企業・小規模事業者300社」とは

「はばたく中小企業・小規模事業者300社」は、経済社会構造の変化に対応して事業変革や新規事業に挑戦し、地域経済や日本経済の成長への貢献が期待できるモデルとなる中小企業を経済産業省中小企業庁が選定、表彰する制度です。銀座英國屋は、日本政策金融公庫よりご推薦をいただき、「成長戦略・生産性向上」「海外展開」「GX・DX」「人への投資・環境整備」の4部門うち、「成長戦略・生産性向上」部門で選ばれました。

■ 選定の背景:伝統と改革を両立させた「進化型 伝統企業」

オーダースーツの銀座英國屋は、経営者・医師・外交官・士業など、ビジネスシーンで信頼を大切にされる各界のプロフェッショナル層から高く支持されている、オーダースーツブランドです。創業以来、独自のフィッティング技術と国内工房の縫製品質を強みに事業を展開してきました。「人手不足」「職人離れ」「価値観の変化」という業界課題が深まる中、銀座英國屋は「人を大切にする経営」を基軸に、「働きがい改革 × 人材育成 × 伝統技術の継承」の3本柱で組織を再構築しました。今回の授賞は、こうした伝統の維持と時代に合わせた働く環境づくりが大きな原動力となりました。




縫製イメージ

■ 銀座英國屋の「伝統と変革」への取り組み

1、「国内縫製」を守りながら若手育成を実現
高齢化で国内縫製工場の閉鎖が相次ぐ中、国内工房での効率化と環境整備を追求。伝統承継・若手育成が進み、グループ縫製部門の社員の約40%が30代以下を実現。

2、独自の接客体制(接客担当とフィッティング専任技術者の分業制)
目先の人件費削減をせず、フィッティング精度を追究し、接客担当と、フィッティング専任技術者を完全分業化。顧客体験と生産性の向上を両立。
3、働きがい改革による業績回復
1on1、メンター制度、成長実感に重きを置いた仕組みを導入し、入社3年未満の離職率0%を達成(2026年4月時点)。顧客満足度が向上し、店舗数が減っても売上は維持・微増。
4、20~40代の新規顧客増・DX活用・新事業への挑戦
Web刷新、ふるさと納税返礼品化、大学講演活動などにより若年層が増加。事業承継など新事業も展開。

1 on 1イメージ

接客イメージ


■ 代表 小林英毅(こばやし えいき)コメント

“人を大切にする経営”は、短期の利益よりも長く続く価値を生みます。伝統の技術を未来につなぎ、働きがいのある会社をつくることが、これからのアパレル業界を強くすると考えています。この受賞を励みに、国内の技術と人材を守りながら進化し続けます。

■ 銀座英國屋とは

株式会社英國屋が運営する「銀座英國屋」は、1940年の創業以来、80年以上にわたり「信頼を得られる装い」を提供し続けるフルオーダースーツの老舗ブランドです。同社は現在、人口減少や需要の成熟化が進む日本において、従来の「規模の拡大」とは真逆の戦略で進化を遂げる経営モデルとして注目されています。

1.「縮小して成長する」逆説の経営モデル
銀座英國屋は、2019年度の11店舗・売上14.2億円という体制から、2025年度には、4店舗・売上14.6億円へと進化しました。店舗数を大幅に絞り込みながら売上を伸ばすというこの「逆説的な成長」は、固定費の削減と損益分岐点の低下をもたらし、売上目標に縛られず「品質」と「人」に投資できる強固な経営体質を構築しました。そして、2026年5月13日には、銀座・虎ノ門エリアの3拠点(銀座三丁目店、銀座一丁目レンガ通り店、オークラ東京店)を新旗艦店「東京銀座店」へと集約。店舗統合により意思決定の自由度を高め、さらなる高付加価値の創造に集中する環境を整えています。
2.「構造」で実現する、成長実感と働き甲斐のある組織
「人を大切にする」という理念を単なる精神論に留めず、社員が「成長実感」を得て「働き甲斐」を感じられる 仕組み(構造)として設計している点は、同社の経営における最大の特徴です。新拠点には「1on1専用ルーム」を設置して日常的な対話を促すとともに、マネジメントの質を担保するため、上司1人あたりの部下を6名以内に制限する体制を整えました。こうした徹底した環境整備に加え、通過率1%未満という厳選採用によってミスマッチを排除した結果、2025年4月時点で入社3年未満の離職率ゼロを実現しています。さらに、スタイリスト(接客)とフィッティング専任技術者の完全分業化を推進し、各分野でプロとしての専門性を高められる 構造を構築。若手育成体制が整備された自社工房では、職人の約40%が30代以下という、高齢化が進む業界においても稀有な組織の若返りに成功しています。
3.「あえて成長しない」戦略による価値の防衛
同社は売上拡大を目的とした「量の成長」を選択しません。年間の生産数を約3,500着に限定し、過剰な需要に対してはウェイティングリストによる受注制御を行っています。これは、短期的な利益よりも、職人の技術精度と顧客体験の質を最優先するための経営判断です。「売らない」という選択を戦略に組み込むことで、価格競争に依存しない持続可能なブランド価値を確立しています。
4.フルオーダースーツへのこだわり
既製服やパターンオーダーと異なり、銀座英國屋のフルオーダーは、お客様の体型に合わせてゼロから図面を起こします。「袖まで外すフィッティング(仮縫い)」を唯一実行できる専任技術者と、その微細な設計図を形にできる国内工房の連携により、数値化できない首の角度や筋肉の付き方までをも包み込む、唯一無二のフィット感を提供します。伝統を守りながらも「拡大しなければ成長できない」という固定観念を覆し、これからの日本企業に必要な「持続可能な経営モデル」を提示し続けます。

会社概要

会社名:株式会社英國屋
設立: 1940年4月6日
事業内容: オーダースーツ製造販売(メンズ&レディース)、プレタポルテ&服飾品販売(メンズ)
従業員数: 66名(2026年5月現在)
本社: 104-0041 東京都中央区新富1-7-4 フォルテ新富町ビル2F
104-0031 東京都中央区京橋3-14-6 斎藤ビルヂング3階 (株)英國屋 ※2026年6月移転予定
店舗: 東京銀座・大阪梅田
URL: https://eikokuya.co.jp/

3代目社長小林英毅(こばやし えいき):28歳で社長就任、現在17期目

1981年7月東京生まれ。2004年3月に慶應義塾大学経済学部を卒業後、ワークスアプリケーションズに入社。2006年4月に老舗紳士服店である銀座英國屋に入社し、2009年6月、28歳という若さで代表取締役社長に就任しました。2026年7月には社長就任18年目を迎える予定で、その経営手腕が注目されています。

学術的な活動も積極的に行っており、一橋大学MBAや明治大学MBAで組織論のゲスト講師を務めるほか、100年経営企業倶楽部では事業承継に関する講演を行うなど、幅広い分野で知見を共有しています。老舗企業の経営者としてだけでなく、次世代の経営者育成にも貢献する人物として活動しています。



代表取締役社長 小林英毅


1981年7月 東京生まれ
2004年3月 慶應義塾大学 経済学部 卒業
2004年4月 ワークスアプリケーションズ 入社
2006年4月 銀座英國屋 入社
2009年6月 銀座英國屋 代表取締役社長 就任(28歳)
2023年7月 社長15年目(43歳)
一橋大学MBA・明治大学MBA 組織論 ゲスト講師
100年経営企業倶楽部 ゲスト講師(事業承継)
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
提供:

本リリースに関するお問い合わせは、PR TIMESまたは情報発信元へお願いいたします。

あなたにオススメ

- 広告 -

PR TIMES 最新記事