世界コスプレサミット:名古屋で開幕 河村たかし市長「秋葉原に負けんように」 SKE48も登場

「世界コスプレサミット」のプレミアムパレードに登場した各国代表のコスプレーヤー
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「世界コスプレサミット」のプレミアムパレードに登場した各国代表のコスプレーヤー

 アニメなどのキャラクターになりきる「コスプレ」の世界一を決める「世界コスプレサミット2010」(テレビ愛知主催)が31日、名古屋市で開幕した。初日の午前中は繁華街・栄(中区)の錦通りを約200メートル通行止めにして、日本を除く14カ国の代表チームがプレミアムパレードを実施した。パレード前に徳川宗春にふんして「徳川宗春道中」を行った河村たかし名古屋市長は「秋葉原に負けんように」と“オタクの街”として名高い東京・秋葉原に対抗意識を燃やしていた。2日まで。

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 「世界コスプレサミット」は03年にスタート。日本や米国、フランス、イタリア、ブラジルなど各国の予選を勝ち抜いた代表チームが、コスプレの完成度やパフォーマンスなどを競う「世界コスプレチャンピオンシップ」が05年から行われ、日本代表は09年に初優勝を遂げた。今年は、15カ国30人が参加。7月28日には一部の代表チームが外務省を表敬訪問、30日には中部国際空港「セントレア」で前夜祭が行われた。

 プレミアムパレードは、各国代表28人が「美少女戦士セーラームーン」や「千と千尋の神隠し」「鋼の錬金術師FA」などのキャラクターになりきり、約40分間レッドカーペットを歩いた。アイドルグループ「AKB48」の姉妹グループで名古屋・栄地区を中心に活動する「SKE48」は、各国名の入ったプラカードを掲げてパレードに参加。今年はスピンオフ企画として、初めて「世界SAMURAIサミット」も31日に開幕し、武将にふんした人々がパレードする「戦国武者行列」や「徳川宗春道中」も行われた。合計で100人がパレードし、沿道で1万人の観客が見守った。

 31日は“名古屋のアキバ”ともいわれる同区の繁華街「大須商店街」で一般コスプレーヤーとともにパレードし、「大須観音」(同)の特設ステージでパフォーマンスを披露。8月1日は商業施設「サンシャイン栄」(同)で日本代表選考会が行われ、午後7時から複合施設「オアシス21」(同市東区)で「世界コスプレチャンピオンシップ」が行われる。審査員は、声優の古谷徹さん、歌手の影山ヒロノブさん、カナダ人アニソン歌手のHIMEKAさんらで、「SKE48」も出演する。(毎日新聞デジタル)

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