注目アニメ紹介:「花咲くいろは」 石川の温泉街舞台に描く孤独な少女の交流と成長の物語

アニメ「花咲くいろは」のメーンビジュアル(c)花いろ旅館組合
1 / 1
アニメ「花咲くいろは」のメーンビジュアル(c)花いろ旅館組合

 今までとは違う自分になりたいと望んでいた少女が、新たな世界を知って成長するオリジナルアニメ「花咲くいろは」が、4月から始まった。富山を舞台にして話題になった「true tears」や、アクションアニメ「CANAAN」、人気ゲーム「レイトン教授」シリーズのムービーパートを担当したピーエーワークスが制作する同社の創立10周年記念作品で、今回は石川県の温泉街が舞台だ。

ウナギノボリ

 ある日、フリーライターの母・皐月から「夜逃げすることになった」と言い渡された女子高生の松前緒花(まつまえ・おはな)。その夜、クラスメートの種村孝一に事情を話すと、いきなり告白されることに……。住み慣れた街に別れを告げ、海岸線を走る列車で緒花が向かったのは、まだ会ったことがない祖母のいる街だった。

 見どころは、平凡な日常が変わることを夢見ていた緒花が、新たな生活の場である温泉旅館・喜翆荘(きっすいそう)で出会う人々との交流だ。この旅館を切り盛りしてきた祖母の四十万(しじま)スイの厳しさや、板前見習として働く鶴来民子(つるぎ・みんこ)との感情の行き違いなど、緒花にとっては戸惑うことばかり。そうした壁を乗り越え、少女が成長するドラマに注目だ。

 松前緒花は「とある科学の超電磁砲」の佐天涙子役の伊藤かな恵さん、鶴来民子は「ソウルイーター」のマカ=アルバーン役の小見川千明さん、喜翆荘で仲居のアルバイトをする押水菜子(おしみず・なこ)は「けいおん!!」の平沢唯役の豊崎愛生さん。シリーズ構成は、「true tears」の岡田麿里さん、監督はアクションが話題となった「CANAAN(カナン)」の安藤真裕さんだ。

 放送は、 読売テレビで月曜深夜1時44分~、キッズステーションで木曜午後11時27分~ 、TOKYO MXで日曜午後10時~、 テレ玉で日曜深夜1時35分~、チバテレで月曜深夜1時半~、北日本放送で月曜深夜1時半~、中京テレビで火曜深夜2時44分~、テレビ金沢で木曜深夜1時49分~。(毎日新聞デジタル)

※放送局・時間は変更となる可能性があります。

アニメ 最新記事