ゲーム質問状:「プロ野球スピリッツ2011」 高校時代から佑ちゃんに注目 専用モーションを手作り

3DS用ソフト「プロ野球スピリッツ2011」のパッケージ
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3DS用ソフト「プロ野球スピリッツ2011」のパッケージ

 ゲーム制作に込めた開発者の思いを聞く「ゲーム質問状」。今回は、リアルなグラフィックでプロ野球の熱戦を楽しめる「プロ野球スピリッツ2011」(PS3、PSP、3DS)です。KONAMIのパワプロプロダクションで野球統括ディレクターを務める豊原浩司さんに作品の魅力を聞きました。

ウナギノボリ

−−ゲームの特徴と、セールスポイントは?

 「プロ野球スピリッツ」は7年前にデビューして以来、毎年リリースされる人気シリーズになりました。弊社にはもう一つの人気シリーズ「パワフルプロ野球」がありますが、その「パワプロ」のゲームシステムをベースに進化してきたのがこの「プロスピ」です。自分で投げたり打ったりといったアクションだけでなく、監督となって作戦を指示するだけで誰でも手軽に遊べる「監督プレイ」も人気があります。

−−ゴールデンルーキーのデータ設定は難しかったのでは?

 佑ちゃん(日本ハムの斎藤佑樹投手)は高校生のころから注目していましたので、資料や情報はずっと集め続けてました。待ちに待った選手ですので、データ設定は楽しみでもありましたし、注目度が高かったのでプレッシャーもありました。即戦力で取った選手ということや、大舞台で強いことなどを加味したデータになっていると思います。ゲームの中では先発ローテーションの6番手と設定しましたが、今のところ当たってるようでホッとしてます。(笑い)

−−今だから笑って明かせるけれど、開発当時は大変だったエピソードをお願いします。

 佑ちゃんもそうだったのですが、夏の甲子園で注目された選手は、映像資料を元に専用モーションを丹念に手作りしています。もちろん昨年も特徴的なフォームの選手を準備していたのですが、プロ入りせずお蔵入りとなってしまいました。4年後に期待です!

−−ファンへ一言お願いします。

 「プロ野球スピリッツ2011」は“LIVE感”をテーマに掲げ、グラフィックやカメラを一新しました。また、ペナントレースモードでは日々のイベントを充実させ、144試合すべてを新鮮な気持ちでプレーできることを目指して制作しました。プレーする人に合わせてさまざまな遊び方があり、誰でも楽しめるプロ野球ゲームになったと思います。シーズン真っただ中のプロ野球とともに楽しんでいただければ幸いです。

 パワプロプロダクション 野球統括ディレクター 豊原浩司

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