トム・クルーズ:来日を予告?「日本で歌えたらすごく楽しいだろうね」 LAプレミアで

映画「ロック・オブ・エイジズ」のLAプレミアに登場したトム・クルーズさん
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映画「ロック・オブ・エイジズ」のLAプレミアに登場したトム・クルーズさん

 米俳優のトム・クルーズさんがロックミュージカル映画に初挑戦した「ロック・オブ・エイジズ」(9月21日公開、アダム・シャンクマン監督)のプレミアイベントが8日(現地時間)、米ロサンゼルスの劇場「チャイニーズシアター」で行われ、クルーズさんら出演者が登場。劇中で披露されるロックバンド「デフ・レパード」の楽曲「Pour some sugar(on me)(シュガー・オン・ミー)」がお気に入りというクルーズさんは、「日本に来て、歌ってくれますか?」との質問に対し、「そうできたらすごく楽しいだろうね!」と笑顔を見せ、「この映画の公開のために日本に行けたらいいなと思うよ。まだ分からないけど」と日本のファンへメッセージを送った。

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 「ロック・オブ・エイジズ」は、80年代を代表するロックナンバーで構成されたロックミュージカルを映画化した作品。ミュージカルは、06年に米ロサンゼルスでの初演後、ブロードウェーに登場するなり話題を呼び、米国の演劇界の最高賞であるトニー賞で作品賞を含む5部門にノミネート。米ロックバンドの「Journey(ジャーニー)」の「Don’t Stop Believin’」や「Bon Jovi(ボン・ジョヴィ)」の「Wanted Dead or Alive」などのヒットソングが次々と歌われ、夢をあきらめずに生き抜く姿が描かれている。日本でも11年に「T.M.Revolution」の西川貴教さん、歌手の島谷ひとみさん主演で上演された。

 映画は、1980年代にハリウッドでの成功を夢見る若者が集まるストリート「サンセット・ブルバード」を舞台に、デフ・レパード、ジャーニー、ボン・ジョヴィといった80年代のヒット曲に乗せ、女優を目指して田舎から出てきたシェリー(ジュリアン・ハフさん)と、ロックスターを夢見る都会育ちの青年・ドリュー(ディエゴ・ボネータさん)の夢とロマンスを描く。クルーズさんは、劇中で80年代ロック全盛期のスーパースターとして描かれるステイシー・ジャックス役で、キャサリン・ゼタ・ジョーンズさんや歌手のメアリー・J・ブライジさんらも出演する。

 プレミアイベントは、観光地ハリウッド・ブルバードを400メートル封鎖し、60メートルのブラックカーペットが敷き詰められるなど、ゴージャスでロックンロールの雰囲気にあふれる中で行われた。プレミア開始の1時間前に到着したクルーズさんは、サインや写真撮影など熱心なサービスを行い、集まったファンを喜ばせた。

 1日5時間、週5日のボーカルトレーニングに初挑戦したというクルーズさんの歌声について、「デフ・レパード」のリック・アレンさんとフィル・コリンさんは、「素晴らしかった。圧倒されたよ」と絶賛。「Pour some sugar(on me)」の歌唱シーンの撮影現場に訪れたという2人は、「彼(クルーズさん)は、『ナーバスなんだ』といっていた」と明かしながらも、「見事だったよ。歌うことにすごく時間を費やして努力し、勉強したから、実際に僕たちが集まって演奏したとき、彼は映画の中のすべての曲を自分で歌ったんだよ」とたたえた。

 プレミアには、クルーズさんをはじめ、ジョーンズさん、ハフさん、ボネータさん、ブライジさん、マリン・アッカーマンさん、アレック・ボールドウィンさん、ポール・ジアマッティさん、ラッセル・ブランドさん、シャンクマン監督が登場したほか、トビー・マグワイアさん、「KISS」のジーン・シモンズさん、ジョシュ・デュアメルさんとファーギーさん、デビー・ギブソンさん、ビリー・ボールドウィンさん、「デフ・レパード」「ポイズン」「REOスピードワゴン」らが出席した。

 なお、クルーズさんの歌声は世界48カ国で配信され、日本では11日から「Pour some sugar(on me)」がiTunesやmora、レコチョクで先行配信される。(毎日新聞デジタル)

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