小栗旬さんと岡田将生さん主演の映画「宇宙兄弟」が、韓国で開催中の「第16回プチョン国際ファンタスティック映画祭」のコンペティション部門で、最優秀作品賞と観客賞をダブル受賞した。日本映画が同映画祭で最優秀作品賞を受賞するのは初めて。また、観客賞とのダブル受賞は同映画祭史上初の快挙となった。
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受賞の知らせを聞いた森義隆監督は、「映画の大半がオリジナル作品である韓国で、日本の人気コミック原作が非常に強い関心をもって受け入れられていることを実感しました。さらに賞までいただき、うれしい限りです!」と喜びのコメント。授賞の理由について、同映画祭審査委員は「ドラマの構成に非常に密度があり、強い感動を与える作品としてオリジナリティーを感じた」と語っている。
同映画祭は、97年から毎年行われている韓国の映画祭で、韓国をはじめアジア、その他海外のホラー、SF、ファンタジーなど幅広いジャンルの作品を上映。今年は19~29日に富川市で開催し、世界47カ国230作品が出品された。
「宇宙兄弟」は、小山宙哉さんの同名人気マンガが原作。幼いころ、宇宙飛行士になる約束をした兄弟が主人公。弟・日々人(ひびと、岡田さん)は宇宙飛行士となったが、兄・六太(むった、小栗さん)は、会社をクビになり無職に。異なる運命を歩んでいた2人の兄弟だったが、弟からの一通のメールをきっかけに、兄は再び宇宙を目指し始める……という物語。5月5日に公開し、興行収入は15億4000万円を突破している。(毎日新聞デジタル)
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