人気マンガ「NARUTO−ナルト−」の劇場版アニメ第9弾「ROAD TO NINJA -NARUTO THE MOVIE-」(伊達勇登監督)の初日舞台あいさつが東京都内の映画館で行われ、原作者の岸本斉史さんが登場。アニメ化10周年のアニバーサリーイヤーということで、劇場版の企画・ストーリー・キャラクターデザインを一挙に手がけた岸本さんは、同作を描くにあたって影響を受けた映画について「『バック・トゥ・ザ・フューチャー』『マトリックス』『スター・ウォーズ』。ハリウッド映画の影響を受けています」と語った。
ウナギノボリ
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「NARUTO」は、岸本さんが週刊少年ジャンプ(集英社)で99年から連載している忍者アクションマンガで、国内累計発行1億2000万部を突破しており、海外でも30以上の国・地域で販売されている大人気作。02年にアニメ化され、80以上の国・地域で放映されており、劇場版アニメも04年から公開されている。今回公開の最新作は、劇場版シリーズでは初となる岸本さんによるオリジナルストーリーが描かれている。
十数年前、謎の仮面の男によって巨大な魔獣・九尾が解放され、木ノ葉隠れの里は壊滅寸前に追い込まれた。里のリーダー・ミナトと妻クシナは、生まれたばかりの息子ナルトに九尾を封印し、自らの命と引き替えに里を救う。そして時は流れ、仮面の男が再び里に現れ、ナルトの前で謎の「瞳術」を使い、世界を作り変えてしまう。意識を取り戻したナルトは、里の仲間たちの性格が正反対に変わってしまったこと、さらに、死んだはずのナルトの両親が生きていたことに驚く。戸惑いつつも、両親と再会できた喜びに浸ってしまうナルトだったが……という内容。
里の仲間たちの性格を変えるという発想について岸本さんは「普段のキャラクターだと視聴者の方がちょっと飽きてるんじゃないのかなって。なので、新しくしたいなと思って変えてみました。ナルトの両親が生きていること自体、世界がおかしいので。それだったらキャラをみんな変えちゃえって」と明かした。
また、舞台あいさつでは、ナルトの着ぐるみが登場し、岸本さんに地元・岡山の友人からの寄せ書き手渡し、岸本さんは「うれしいですね。この夏、岡山に帰るけん、見つけたら声かけてつかあさい」と喜んでいた。会場には、岸本さんのほか、主人公・ナルトの声を担当する竹内順子さんら声優陣や伊達監督も登場した。(毎日新聞デジタル)
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