バイきんぐ:優勝で「バイト減らせる」と感涙 害虫駆除とクレーム処理から解放か?

キングオブコント5代目キングに決まり、涙ぐむお笑いコンビ「バイきんぐ」の小峠英二さん(左)と相方の涙に驚く西村瑞樹さん
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キングオブコント5代目キングに決まり、涙ぐむお笑いコンビ「バイきんぐ」の小峠英二さん(左)と相方の涙に驚く西村瑞樹さん

 プロアマ問わずコント日本一を競う「キングオブコント2012」(TBS系)の5代目キングに輝いたお笑いコンビ「バイきんぐ」が22日、決勝戦終了後、TBS(東京都港区)で報道陣の取材に応じた。苦節16年で栄冠に輝き、小峠英二さんは「いやー、うれしいですね! 何物にも代え難いくらいうれしい!」と大喜び。週5日害虫駆除のアルバイトをし、この日も午前6時まで働き、「バイトをやめられるかどうかの大会だった」と強い決意だったことから優勝の瞬間は涙を見せた。「(優勝してアルバイトが)週5から週2でいけそうだと安心してます。害虫駆除の仲間に伝えたい!」と喜びを爆発させていた。

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 一方、相方の西村瑞樹さんは「まだ実感わかない。ふわふわした感じ」と優勝の実感がわかない様子。96年5月に結成してから、一度も解散せず、16年以上一緒にいる相方が涙を見せたことについて、「まさか泣いてるとは思わなかった。(自分は)泣いたらあかんとこらえるの必死だった」と優勝の瞬間を振り返った。

 賞金1000万円の使い道について、小峠さんは「単車買います。あとは芸人7人に旅行に連れてってくれと言われていて、(そうすると)600万円くらいいっているので心配」と苦笑い。一方、西村さんは「乱痴気騒ぎしたい!」と話し、深夜のコールセンターで行うクレーム処理のアルバイトについて、「週4から週2に減りそうです」と笑顔を見せていた。

 08年から始まった「キングオブコント」は、プロアマ問わずコント日本一を競うお笑いコンテスト。2人以上のユニットなら芸歴の制限なく出場可能。08年大会では「バッファロー吾郎」が初代キングに、09年は「東京03」、10年は「キングオブコメディ」、11年は「ロバート」が4代目キングに輝いた。今年は2971組がエントリーし、決勝のMCはダウンタウンが務めた。(毎日新聞デジタル)

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