高梨臨:理想の“王子様”はブラッド・ピット 「ネオ・ウルトラQ」ヒロイン

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 円谷プロの「ウルトラ」シリーズの原点となった空想特撮シリーズ第1弾「ウルトラQ」の新シリーズ「ネオ・ウルトラQ」(WOWOW)で、トラベルカルチャー誌のライター・渡良瀬絵美子役を演じる女優の高梨臨さん。映画やドラマで活躍する高梨さんだが、演じた役は「(絵美子は)好奇心がとにかくすごく旺盛で、私も同じ。いつも全力投球って決めてるんです。仕事も、遊ぶときも!」と笑顔で語る。高梨さんにオフの過ごし方やプライベートなどについて聞いた。(毎日新聞デジタル)

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 1月から放送中の「ネオ・ウルトラQ」は、第1弾から47年後を舞台に、田辺誠一さん演じる心理カウンセラー・南風原仁(はいばら・じん)、尾上寛之さんが演じるバー「トビラ」のマスター・白山正平、高梨さん演じる絵美子の3人が、さまざまな怪獣・宇宙人たちと対峙(たいじ)する……という展開。高梨さんは「1話ごとに監督が代わっていて全然違う話になっている。単純にすごく面白いですね」と、一視聴者としても作品を楽しんでいる。撮影のないオフの日でも「基本的には映画を見に行きますね」と笑顔で語った。

 映画は一人で見に行くことが多いといい、「友だちと行くと、楽しんでるかな?と気になって集中できないんです」という。作品の選び方は「共演している人にお勧めを教えてもらう。勧めてくれるということは、見る価値があると思うんです」と、こだわりはあまりないようで、「新作がどんどん出るので、たくさん見ていかないと追いつかないじゃないですか! 最近は映画を全力で見ようと決めていて、今は携帯でも見られるから、たくさん見ました。その前はゲームを全力でやっていました」と夢中で語った。

 映画の影響からか、男性の好みのタイプは「王子様」。最近のお気に入りの映画だというブラッド・ピットさん主演の「ジョー・ブラックをよろしく」(98年、米)を例に挙げ、「白馬に乗って来てくれるような、優しくて、紳士的な男性。ブラッド・ピットみたいな人と結婚したい」と目を輝かせた。憧れの女性は「映画ではアン・ハサウェイさんが演じるヒロインに憧れます。女優さんなら蒼井優さんが大好き。同じ人にはなれないですけれど、憧れの気持ちはあります」と語った。

 そんな高梨さんに、10年後の自分を想像してもらうと、「結婚はしたいですね。33歳までには子供を産みたい。母がちょうど今の私の年くらいで姉を産んでいるんです」と話しながらも、「お芝居をしていたいという気持ちはあります。すごく勉強したい。いろいろなものに興味があるので、(吸収して)どんどん成長したいですね」と女優の仕事への意欲を見せた。

 女性が輝き続けるために必要だと思うものは、「いつも前向きでいる気持ちだと思います。いつまでも自分から刺激を与えて、こうなりたいという気持ちがあれば、絶対に輝く。私は今仕事が全部、刺激的です」といい、今後やってみたいこととして「外国に行きたい。映画祭とかで初めて行って、全然知らない世界がそこにはありました。『(外国に)行かなきゃ。とりあえず行くだけ行ってみよう』と思いました」と前向きに語った。

 <プロフィル>

 88年12月17日生まれ、千葉県出身。08年に映画「GOTH」で主演デビュー後、09年スーパー戦隊シリーズ「侍戦隊シンケンジャー」のシンケンピンク役を演じ、活躍の幅を広げている。10年7月にテレビドラマ「宇宙犬作戦」(テレビ東京)でヒロインに抜てきされ、11年はNHK−ACジャパン共同キャンペーン「やさしい森」のイメージキャラクターに起用された。12年は、石井岳龍監督の「生きてるものはいないのか」、カンヌ国際映画祭のパルムドールやベネチア国際映画祭グランプリを受賞した世界的な巨匠、アッバス・キアロスタミ監督の「ライク・サムワン・イン・ラブ」と主演映画が公開された。13年は、円谷プロの空想特撮シリーズ第1作のテレビドラマ「ウルトラQ」の新シリーズ「ネオ・ウルトラQ」(WOWOWプライムで毎週土曜午後9時に放送)に出演中。メーンキャラクターの1人、トラベルカルチャー誌のライター・渡良瀬絵美子役を演じている。

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