小学館ビル:“ラクガキ”見納めに列 雨も周辺は混雑

小学館ビルの前で、豪華な“ラクガキ”を見るために列を作る人たち
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小学館ビルの前で、豪華な“ラクガキ”を見るために列を作る人たち

 「20世紀少年」の浦沢直樹さんら人気マンガ家による豪華な“ラクガキ”が話題を呼んでいる小学館ビル(東京都千代田区一ツ橋)の一般公開は最終日の25日、初日とほぼ同じペースで人が詰めかけるなど混雑している。東京都内は雨の降るあいにくの天気だが、外では、傘を差してロビーをのぞき込む人も多く、ビル周辺はにぎわっている。

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 小学館ビルは1967年に完成した地上9階地下3階の鉄筋コンクリート造りで、耐震の見直しで9月に建て替えることに決まり、「最後に楽しい企画を」と考えてマンガ家による“ラクガキ”大会が実施された。9日に浦沢さんら25人のマンガ家がビル1階の応接ロビー内に描くと話題になり、さらに22日の内覧会では84人のマンガ家が地下1階などにも新たに描きこんでおり、いずれも見ることができる。今後は、工事のためにビルをシートで囲うため、“ラクガキ”は見えなくなるという。

 最終日も15分繰り上げの午前8時45分ごろから始まった。“ラクガキ”を鑑賞した東京都杉並区の男性会社員(37)は「マンガ家が好きなように描いていてすごかった。印象に残ったのは『YAWARA!』と『帯をギュッとね!』です」と話していた。

 公開は午後9時まで、整理券が必要となる。整理券の情報は、スピリッツ編集部のツイッター(https://twitter.com/spiritsofficial)で更新している。(毎日新聞デジタル)

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