人気アイドルグループ「AKB48」の板野友美さんの卒業セレモニーが25日、「AKB48 2013真夏のドームツアー ~まだまだ、やらなきゃいけないことがある~」の東京ドーム(東京都文京区)公演最終日に行われ、板野さんの同期で同グループを卒業した前田敦子さんと篠田麻里子さんが花束を持って駆けつけた。板野さんは「やっぱり、私は1期生だから同期の子との思い出がある。敦子がいて麻里子がいる中で卒業したかったって思っていた。こうやって駆けつけてくれてその前で卒業できて本当に幸せです」と涙を流した。
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板野さんは公演の本編後に開催された卒業セレモニーで卒業曲「最後のドア」や同グループのインディーズデビュー曲「桜の花びらたち」を号泣しながら披露。2回目のアンコールのあとに板野さんはメタリックな衣装で再登場しソロデビュー曲「Dear J」を披露した。同曲の披露後、前田さんと篠田さんがステージに登場するとたちまち目に涙を浮かべた。
「海外にいるから来ないと思っていた」と驚きの表情で篠田さんに話しかけた板野さんに、篠田さんは「今日行かないってうそをついたの」と話し、前田さんも「間に合ったから来ちゃいましたー」と笑顔で語った。板野さんは「8年間、いつも支えてくれたメンバー、今日も最後私のために自分たちの時間をさいてセットを作ってくれたスタッフさん、8年間も私のことを応援してくれた皆さん、ありがとうございました」と最後のあいさつをし、階段を上り姿を消した。
板野さんは1991年7月3日生まれの22歳で神奈川県出身。「ともちん」の愛称で知られる。05年にAKB48に加入した1期メンバーでチームKに所属。11年には「Dear J」でソロデビューを果たした。ファッションモデルとしても活躍している。今年2月に公開されたドキュメンタリー映画「DOCUMENTARY OF AKB48 NO FLOWER WITHOUT RAIN 少女たちは涙の後に何を見る?」で卒業を発表した。27日に東京・秋葉原のAKB48劇場で行われる公演を最後にグループから卒業する。(毎日新聞デジタル)
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