人気子役の芦田愛菜ちゃんが2日、東京都内で行われた劇場版アニメ「怪盗グルーのミニオン危機一発」(21日公開)の日本語吹き替え版完成報告会に出席。公開中の映画「パシフィック・リム」でハリウッドデビューを果たした愛菜ちゃんは、記者から「今後どんな女優さんを目指していきたい?」と質問されると、「一つの役にどっぷりつかれる女優さんになりたいです」と大人顔負けのコメント。一方で、学んだことや成長したことを聞かれた愛菜ちゃんは、しばらく考えながら「背が伸びたことです」と笑顔で話し、会場を和ませた。また、今後挑戦してみたいことについては、「一番やりたいのは白衣を着ること。薬剤師さんをやりたい。お薬を混ぜたりするの楽しそうだな」と目を輝かせていた。
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「怪盗グルーのミニオン危機一発」は、10年に公開された「怪盗グルーの月泥棒」の続編で、怪盗グルーはアグネス含む孤児3姉妹を育てながらマイホームパパになろうと平和に暮らしていたが、ある日、超極秘組織「反悪人同盟」にスカウトされる……というストーリー。前作から引き続き、怪盗グルー役は笑福亭鶴瓶さん、アグネス役は愛菜ちゃんが演じる。怪盗グルーと恋に落ちる「反悪人同盟」の美人捜査官、ルーシー役を歌手の中島美嘉さん、怪盗グルーの敵エル・マッチョ役を中井貴一さんが担当する。
会見には、鶴瓶さん、中島さん、中井さんも出席。「また大好きなアグネス役ができてうれしい」と笑顔を見せた愛菜ちゃんは「前回のアフレコはセリフ一つずつだったけど、今回は1シーンずつアフレコができた」と自身の成長を感じている様子。愛菜ちゃんのコメントに終始感心していた鶴瓶さんは「(愛菜ちゃんの)母親が(コメントを)指示してるとかないですから。ちゃんと考えて答えてる」と舌を巻いていた。
この日は、鶴瓶さんらによる吹き替えシーンがお披露目された。吹き替え声優初挑戦の中井さんについて「すごいうまい」と絶賛していた鶴瓶さんだったが、「最初の日、僕は11時間くらいかかったのに、(中井さんは)2時間くらいで終わって、鼻で笑ってる。簡単になんでも小器用にやるところが腹立つ」とご立腹の様子。一方、中井さんは「鶴瓶さんを参考にさせていただいて、本当に勉強になった。自信もつきました」とやり返し、会場の笑いを誘っていた。(毎日新聞デジタル)
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