ゲーム質問状:「俺の妹 ハッピーエンド」 妹たちと最後の想い出づくりを

「俺の妹がこんなに可愛いわけがない。HappyenD」(バンダイナムコゲームス、PS3)のパッケージビジュアル
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「俺の妹がこんなに可愛いわけがない。HappyenD」(バンダイナムコゲームス、PS3)のパッケージビジュアル

 ゲーム制作に込めた開発者の思いを聞く「ゲーム質問状」。今回は「俺の妹がこんなに可愛いわけがない。 ハッピーエンド」(PS3)です。バンダイナムコゲームスの二見鷹介プロデューサーに作品の魅力を聞きました。

ウナギノボリ

 −−ゲームの内容について教えてください。

 原作小説・アニメで展開されている「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」のゲーム化第3弾です。「俺の妹」のテーマである「人生相談」で、恋愛したり、恋人になったり、さまざまな「人生相談」をしてきたゲーム版「俺の妹」シリーズですが、ゲーム最後は“妹たち”が「アイドル」になるという「人生相談」をマネジャーになって一緒に解決していくゲームです。アイドルとして活動をする“妹たち”のマネジャーとして、写真を撮ったり、SNSを更新したり、相談を聞いてあげたり……ハチャメチャな人生相談を乗り越えながら“妹たち”と想い出作りを楽しむゲームです。

 −−セールスポイントは?

 「想い出作り奮闘Liveシミュレーション」。“妹たち”と過ごした想い出をずっとデータ(写真)として残せることです。

 −−企画のコンセプトは?

 「ゲームで最後の想い出作り」。原作・アニメが完結しユーザーがこのヒロインたちとやりたいことはなんだろう?と考えました。終わっていく作品は寂しいものです。そこで、ゲームでは「俺の妹」のヒロインたちと写真を撮って想い出作りをすることをテーマに制作をしようと思いました。原作の伏見つかさ先生のご協力もあり、普通に「人生相談」しても面白くないので、「『アイドル』にしませんか?」というご提案に乗る形で、想い出作り+アイドルのゲームになったわけです。

 −−ゲームの開発で苦労したこと、面白いエピソードを教えてください。

 SNSパートと呼ばれるところです。ゲームの性質上、SNSでヒロインたちにコメントを返すことで成長したり、イベントが発生したりするのですが、とにかく物量が多かったです。はじめはSNS画面のアドベンチャー要素は見た目が新鮮になるからやってみよう!!とか単純な発想で制作をしてみると……テキスト量が前作の2倍近くになってしまいました……。お陰様で、周回プレーしてもヒロインたちのいろいろな反応が楽しめると思いますよ!

 −−今後の展開、読者へ一言お願いします。

 「俺の妹」自体は原作・アニメが完結しましたが、まだ「俺の妹」のキャラクターたちと「楽しみたい!」「しゃべっていたい!!」という方はぜひ、今作を遊んでみてください。完全に「if」の物語ですが、ヒロインたちのまた違った一面を体験することができますし、自分だけのヒロインの写真を撮って「俺の妹」のキャラクターたちとの物語を残してもらえればうれしいです。

 バンダイナムコゲームス プロデューサー 二見鷹介

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