歌手の浜崎あゆみさんが27日(フランス現地時間)、フランスのルーブル美術館で開催された劇場版アニメ「BUDDHA2 手塚治虫のブッダ−終わりなき旅−」(小村敏明監督)のワールドプレミアに、タッタの声を演じた俳優・松山ケンイチさんらと登場した。黒のタキシード姿の松山さんは「この場に立てて光栄で幸せ」とコメント。主題歌を担当した浜崎さんも、白のイブニングドレス姿で「手塚(治虫)先生の作品に携われることを光栄に思っています」と語った。
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原作は、手塚治虫が1972年から約10年にわたって連載した長編「ブッダ」で、後にブッダとなるシャカ国の王子・シッダールタの生涯を描いている。単行本は全14巻で発行部数2000万部を誇り、米国で最も権威のある「マンガのアカデミー賞」といわれる「アイズナー賞」の最優秀国際作品部門を2004年と05年に受賞している。劇場版は全3部で構成。第1弾「手塚治虫のブッダ−赤い砂漠よ! 美しく−」は11年5月に公開された。第2弾では、王子という身分を捨てたシッダールタと、行く先々で出会う人々との物語が展開する。
ワールドプレミアには劇中音楽を担当する大島ミチルさん指揮によるミニコンサートと、スッドーダナ王の声を演じた能楽師の観世清河寿さんによる能と仏教をテーマにした「はごろも」の仕舞が披露された。松山さんは「歴史あるルーブル美術館で、日本を代表する手塚治虫先生の『ブッダ』を原作にしたこの映画が上映されることに意義がある。世界中の人がどのような反応をするのかが楽しみです」とあいさつ。浜崎さんは「恋人だけではなく、友人や家族の愛という大きなテーマで作詞しました」と曲に込めた思いを語っていた。映画は2月8日公開。
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