金子修介監督:“えっちゃんの遺伝子”美少女4人のアクション映画 ゆうばり映画祭で初公開

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 北海道夕張市で開かれている第24回ゆうばり国際ファンタスティック映画祭3日目の1日、特別招待作品「少女は異世界で戦った」(金子修介監督)が初公開され、金子監督とキャストの花井瑠美さん、武田梨奈さん、清野菜名さん、加弥乃さんらが舞台あいさつに登場した。美少女4人が剣を持って戦うアクション映画に、金子監督は「えっちゃん(アクション女優として活躍した志穂美悦子さん)の遺伝子を探していた。今、敵は何か、戦うとはどういうことかを考えて作った」と企画意図を説明し、「富士山やアイドルを扱って海外公開を意識した」と国際映画祭らしく海外を視野に入れて製作したことを明かした。

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 「少女は異世界で戦った」は平成ガメラシリーズ(1995~99年)や「デスノート」(06年)などで知られる金子監督の最新作。銃や核が禁止された世界で東日本大震災が起こり、謎の侵入者が社会にまぎれ込み始めた。十数年後、この現象が顕著になり、戦士として育てられた4人の少女たちが侵入者たちを抹殺し始める。侵入者の目的は? 4人の美少女戦士が巨大な陰謀に立ち向かう……という内容だ。

 美少女戦士を演じるのは、金子監督の「ジェリー・フィッシュ」(2013年)でスクリーンデビューした元新体操選手の花井さん、アクションができる女優としてさまざまな作品に出演中の武田さん、グラビアなどで活躍する清野さん、AKB48の元メンバーで金子監督映画「生贄のジレンマ 上」(13年)に出演した加弥乃さんの4人。花井さんは「ハードスケジュールで極寒の中、セクシーな格好でアクションシーンを撮影して精神的に苦しいこともあったけど、4人の一致団結感がすごかった」と撮影を振り返り、武田さんは「私たち、歌も自分たちで吹きこんでいて、ダンスシーンもあって、リズムの取り方も分からなかったので大変でした」とアイドルとして演じる場面での苦労を明かした。公開は「今年夏ごろを目指す」(金子監督)という。

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