マンガ・アニメ:海賊版撲滅プロジェクトが本格始動 人気キャラの“ありがとう”動画も

 集英社や講談社、スタジオジブリなど出版、アニメ関連企業が参加する「マンガ・アニメ海賊版対策協議会」はこのほど、日本のマンガ・アニメを全世界で守る大規模プロジェクト「Manga-Anime Guardians Project(MAGP)」を本格的にスタートさせた。

ウナギノボリ

 初の業界横断的なマンガ・アニメ海賊版対策で、約580作品を対象に5カ月にわたって集中的に海賊版を削除するとともに、正規版サイトへ誘導する専門サイトも新設し、普及啓発活動も積極化。鉄腕アトム」のアトム、「名探偵コナン」の江戸川コナンをはじめ、「進撃の巨人」や「ONE PIECE」「HUNTER×HUNTER」など人気作のキャラクターたちが「ありがとう」と語るシーンをつないだスペシャル動画「Thanks,friend」も配信している。

 同プロジェクトの活動は、海賊版アニメの大規模削除、各作品の電子書籍購入ページなどへ飛ぶ正規リンクを集めた専門サイトの開設、国内外のユーザーへの普及啓発の三つが柱。海賊版の削除はマンガ約500作品、アニメ約80作品が対象で、海賊版サイトに対して削除要請などを実施する。

 新設されたサイト「Manga-Anime here」では、正規版コンテンツの紹介や作品の検索ができるようになっており、ファンを正規版コンテンツに誘導する。配信中のスペシャル動画「Thanks,friend」はプロジェクトの普及・啓発活動の第1弾で、出版社・アニメ製作会社の枠を越えた全42作品のマンガやアニメのキャラクターが「マンガ・アニメを愛するみんな」に向けて 「ありがとう」のメッセージを送っている。

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