妻夫木聡:役作りで野球猛特訓「鼻血が出たことも」

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 俳優の妻夫木聡さんが15日、東京都内で行われた映画「バンクーバーの朝日」(石井裕也監督)完成披露会見に登場。野球チームのキャプテンを演じた妻夫木さんは「野球の経験はほとんどないに等しかったのでずっと練習していました。1人で夜な夜な公園に繰り出して壁にボールを当てて練習したり……鼻血が出たこともあった」と語り、亀梨和也さんから「最初から硬式ボールはめちゃくちゃ怖い。大変でしたね」と妻夫木さんをねぎらった。

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 バンクーバー朝日軍は、1914~41年にバンクーバーで活動した日系カナダ移民の2世を中心とした野球チーム。41年の太平洋戦争勃発に伴い、選手たちは「敵性外国人」となり、強制移住させられてチームは解散した。2003年にカナダの移民社会、野球文化への功績が認められ、カナダ野球殿堂入りを果たしている。映画では、差別や貧困と戦いながら、日系移民に誇りと勇気を与えた朝日軍の活躍を描いている。映画は12月20日から公開。

 小1から中1まで野球をしていたという亀梨さんは「ランニングしてストレッチしてチームとしてやっていた。野球に真摯(しんし)に向き合いながら撮影をさせていただきました。チーム朝日として撮影時間を過ごせていた。いい作品に参加させていただいた」と語った。会見には妻夫木さん、亀梨さんのほか、勝地涼さん、上地雄輔さん、池松壮亮さん、高畑充希さん、宮崎あおいさん、石井監督も出席した。

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