宮沢りえ:公開直前に「ドキドキ」 7年ぶり主演映画に特別な緊張感

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 女優の宮沢りえさんが13日、東京都内で行われたイベントに登場した。主演映画「紙の月」(吉田大八監督)で、第27回東京国際映画祭(TIFF)で最優秀女優賞に輝いた宮沢さんは、「すごくうれしいですし、もっと頑張らないと、と身が引き締まる思いです」と笑顔。映画は15日に公開されるが、「公開前から勢いがついた。こんなに公開する前にドキドキするのは、なかなかないことです」と7年ぶりの主演作に特別な緊張感を抱いているようだ。

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 「紙の月」は、直木賞作家・角田光代さんの小説が原作。夫と2人暮らしの平凡な主婦・梨花(宮沢さん)が、大学生の光太(池松壮亮さん)と不倫関係になり、契約社員として働く銀行の顧客の金に手を出してしまい、横領が次第にエスカレートしていく……というストーリー。日本人がTIFFで最優秀女優賞を受賞するのは、「ヴァイブレータ」の寺島しのぶさん以来11年ぶり。

 宮沢さんはこの日、東京・六本木の東京ミッドタウンのクリスマスイベント「ミッドタウン・クリスマス2014」のイルミネーション点灯式に登場。宮沢さんが点灯ボタンを押すと、同所にある約2000平方メートルの広大な芝生広場が一面、イルミネーションの美しい光で輝いた。すると、宮沢さんは自身のスマートフォンを取り出して何度も写真を撮影し、「テンション上がりますね」と喜んでいた。

 「ミッドタウン・クリスマス」は今年で8回目。今回のテーマは「ミッドタウン・クルーズ」で、メインとなる芝生広場には「宇宙旅行」を表現。青を基調にした約18万個のLEDの光の中に、最大4メートルの高さまで伸びる棒状のイルミネーション装置「スティックイルミネーション」を日本で初導入して、上下に動く光が無重力の浮遊感を演出している。12月25日まで。

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