アキバ中古ゲーム市況:新作なく静かな週 本番は22日から

 東京・秋葉原などで中古ゲームやDVDを販売する「TRADER(トレーダー)」の家庭用ゲーム部門責任者を務める小林俊一さん。1日のうちに価格がめまぐるしく変動する激戦区を見つめる小林さんに、7~13日の集計を基に中古市場の今を語ってもらいます。

ウナギノボリ

 新作の発売がなかったこともあり、静かな週でした。引き続き「妖怪ウォッチ2 真打」(3DS、レベルファイブ)、「ガンダムブレイカー2」(PS3・Vita、バンダイナムコゲームス)、「グランドセフトオート5」(PS4・PS3・Xbox360、ロックスターゲームス)あたりの定番タイトルが売れています。アニメが放送された「グリザイアの果実」シリーズ、「Fate」シリーズなどもよかったですね。中古市場も定番タイトルが並んでいます。

 ◇新作ゲームの手応え

 「喧嘩番長6~ソウル&ブラッド~」(3DS、スパイクチュンソフト)などはありますが、まだまだ本調子には至らない印象。定番タイトルを丁寧に売っていきたいところです。1月の本番は期待作「テイルズオブゼスティリア」(PS3、バンダイナムコゲームス)などのビッグタイトルが発売される22日からでしょう。

 ◇7~13日の中古ランキング(トレーダー調べ)

1位 モンスターハンター4G(3DS)

2位 シャイニング・レゾナンス(PS3)

3位 大乱闘スマッシュブラザーズ for ニンテンドー3DS(3DS)

4位 モンスターハンター4(3DS)

5位 ガンダムブレイカー2(Vita)

6位 グランドセフトオート5(PS3)

7位 グランドセフトオート5(PS4)

8位 ファイナルファンタジーエクスプローラーズ(3DS)

9位 ファンタシースターノヴァ(Vita)

10位 フリーダムウォーズ(Vita)

 ◇プロフィル

 小林俊一(こばやし・しゅんいち) 中古ゲームショップ「トレーダー」家庭用ゲーム部門責任者

 中古専門店「トレーダー」設立時からの古参社員で、秋葉原・新宿店の家庭用ゲームすべての価格設定などを担当。ゲームの販売・仕入れ・卸などゲーム流通業界一筋で、趣味と経験を生かして、オールドゲームから海外ゲームまで精通している。

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