パット・メセニー:「ジョジョ」効果でDL200倍 「ラスト・トレイン・ホーム」が大人気

アニメ「ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース」のビジュアル(c)荒木飛呂彦&LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社・ジョジョの奇妙な冒険SC製作委員会
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アニメ「ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース」のビジュアル(c)荒木飛呂彦&LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社・ジョジョの奇妙な冒険SC製作委員会

 米ジャズギタリストのパット・メセニーさんが率いるバンド「パット・メセニー・グループ」の楽曲「ラスト・トレイン・ホーム」(ワーナーミュージック・ジャパン)が、アニメ「ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース」のエンディングテーマに採用されたことをきっかけに、音楽配信サイトでダウンロードが急増していることが分かった。アニメは9日にTOKYO MXほかで放送がスタートし、放送後1週間のダウンロード数が、放送前1週間の約200倍に急増したという。

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 アニメの放送がスタートすると、同曲は音楽配信サービス「iTunes Store」「レコチョク」のジャズ・フュージョンチャートの1位を獲得。ワーナーミュージック・ジャパンの担当者は「音楽配信の場合、ジャズやフュージョンはアルバム1枚をまるまるダウンロードする人が多いので、1曲だけが突出して売れるのは異例」と反響に驚いている。

 「ジョジョの奇妙な冒険」は、1986年に週刊少年ジャンプ(集英社)で連載が始まった荒木飛呂彦さんの人気マンガが原作。12、13年に放送されたアニメ1・2部のエンディングは、英国のプログレッシブ・ロックバンド「イエス」の「ROUNDABOUT」、14年に放送されたアニメ第3部前編のエンディングは米バンド「バングルス」の「Walk Like An Egyptian」が採用されたことも話題になった。

 パット・メセニー・グループは、78年にメセニーさんやライル・メイズさんを中心に結成されたバンドで、「ラスト・トレイン・ホーム」は87年に発表したアルバム「スティル・ライフ」に収録。アニメのビジュアルを使用したデジタルシングル版が17日から配信されている。原作者の荒木さんは「ラスト・トレイン・ホーム」について「風景を想像させるようなメセニーのメロディーとギターワークは、まさに旅をしている(主人公の空条)承太郎一行をイメージさせます!!」とコメントを寄せている。

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