俳優の佐々木蔵之介さんと女優の永作博美さんが夫婦役でダブル主演する「夫婦フーフー日記」(前田弘二監督)の完成披露試写会が24日、東京都内で行われ、佐々木さんら主要キャストが登場した。永作さんは、佐々木さんのイクメンぶりに「慣れている感じ。きっとすてきなパパになるんじゃないかな」と褒めたが、サプライズゲストとして登場した息子のペ~役を演じた1歳の女の子・平井美遥ちゃんがイベント中に大号泣。抱いていた佐々木さんを映画と同じくオロオロさせていた。
ウナギノボリ
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映画は、川崎フーフさんの闘病ブログを基に書籍化した「がんフーフー日記」(小学館)が原作。出会って17年目にしてようやく結婚し、直後に妊娠が発覚、幸せの絶頂にいたコウタ(ダンナ)とユーコ(ヨメ)だったが、ヨメの直腸に悪性の腫瘍が見つかる。ダンナは夫婦の一大事を、ブログで報告するようになる。待望の息子・ペ~が誕生したものの、ヨメは他界。そんな折、ダンナのブログが書籍化されることになり、原稿に向き合うことで現実逃避をするダンナの前に死んだはずのヨメが現れる……というストーリー。5月30日公開。
撮影当時、生後6カ月の美遥ちゃんを相手にパパを演じた佐々木さんは「基本ぺ~ちゃんのペース。笑ってほしいけれど、お泣きになられたり、本番に入ると眠っていたり……。(泣いちゃうと)僕がすべて悪いような気持ちになる」と撮影の苦労を振り返ったが、「1回でも笑ってもらえると、パッと現場が明るくなる。この映画の中の大きな主人公だと思います」と笑顔で語った。永作さんは、佐々木さんのパパぶりについて「上手にぺ~を抱っこして落ち着いてました」といい、佐藤仁美さんも「(現場に)いないと思ったらぺ~ちゃんのところに行っていた」と、現場の様子を明かした。
イベントでは、佐々木さん以外のキャストへのサプライズとして、佐々木さんが美遥ちゃんを抱っこして再登場すると約1年ぶりの再会に、永作さんらは「大きい!」「泣かなかったね。すごい!」と、驚きの声を上げたが、美遥ちゃんが永作さんへのプレゼントとして握っていたおもちゃを放さず、泣き始めると、その後は大泣きの状態が続き、佐々木さんは「もう(イベントは)いいんじゃない?」と困惑。最後は本当の母親に美遥ちゃんを預け、「よく頑張りましたよ!」と“愛息”を褒めていた。
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