本木雅弘:天皇役で緊張も公開初日に安堵 「風穴が開いた気がする」

映画「日本のいちばん長い日」初日舞台あいさつに登場した本木雅弘さん
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映画「日本のいちばん長い日」初日舞台あいさつに登場した本木雅弘さん

 俳優の本木雅弘さんが8日、東京都内で行われた映画「日本のいちばん長い日」(原田眞人監督)の初日舞台あいさつに登場した。昭和天皇を演じ、先月の完成披露試写会では「早く楽になりたい」と重圧に押しつぶされそうになっていることを明かした本木さんだが、この日無事に公開初日を迎え「少し風穴が開いて、呼吸ができた気がする」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

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 また本木さんは、昭和天皇役を務めるにあたり、「そのへんのプレッシャーは浴びるほど浴びた」とも告白。さらに「周りの空気がすべてプレッシャーで、境目が分からなかった」と苦笑を浮かべたが、17歳になる長男が、自分の意思で今作を鑑賞したといい、「どんな感想が飛び出すか楽しみ」と目を細めていた。舞台あいさつには役所広司さん、松坂桃李さん、神野三鈴さんも登場した。

 映画は、半藤一利さんのノンフィクション「日本でいちばん長い日 決定版」(文春文庫)が原作。太平洋戦争末期の日本を舞台に、降伏か本土決戦かを巡って決断に苦悩する陸軍大臣・阿南惟幾(役所広司さん)や昭和天皇(本木さん)、鈴木貫太郎首相(山崎努さん)、降伏に反対する畑中少佐(松坂桃李さん)らの姿を描く。

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