マンガ新連載:「アド アストラ ペル アスペラ」 冗談のつもりで“並行連載”に

畑健二郎さんの新作「アド アストラ ペル アスペラ」が表紙を飾った「週刊少年サンデー」(小学館)40号
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畑健二郎さんの新作「アド アストラ ペル アスペラ」が表紙を飾った「週刊少年サンデー」(小学館)40号

 雑誌やウェブで始まった注目作を取り上げる「マンガ新連載」。「ハヤテのごとく!」の畑健二郎さんの新作「アド アストラ ペル アスペラ」が、2日発売の「週刊少年サンデー」(小学館)40号で始まった。連載中の「ハヤテのごとく!」との並行連載となる。

ウナギノボリ

 第1話「#001“A” Destiny」では、地球が宇宙から来た帝国との戦争に負け、文明の発展が抑止された100年後の世界が舞台。ロボットの母に育てられた15歳の少年・葉月忍は、「誰もが平和に暮らすために人類は進歩を失った」と訴える友人に同調するが、周囲からは浮いていた……というストーリーだ。

 ◇小学館 週刊少年サンデー編集部 萩原啓佑さん

 同一作家による、同一週刊誌2作品同時連載……。そんな前代未聞の試みは「面白いネタを思いついた」という畑先生との雑談から始まりました。あふれ出る創作意欲から、「ハヤテのごとく!」を週刊連載する合間に次々とネームが上がり、気がつけば月イチ連載に。「初めは冗談のつもりだったのに……」なんて言葉も聞こえてきますが、それを現実にしてしまうのが畑先生のすごいところです。

 この物語の主人公は、何の取り柄もない、選ばれし存在でも偉大な血統の一族でもない、普通の高校生・忍くんです。でも誰より優しく前向きで、思わず応援したくなってしまう魅力を兼ね備えています。舞台は、ロボットが縦横無尽に翔ける壮大な宇宙……のはずなのに、意外なほど身近です。

 途方もない規模の理不尽に挑み、立ち向かう忍。その先に待つ運命は……!? 笑いとワクワクが詰まった「少し、不思議(SF)」な新・畑健二郎ワールドを、ぜひお楽しみください!

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