PAX:豪ゲーム展示会が開催 コスプレも人気 「妖怪ウォッチ」の特別上映会も

オーストラリアのメルボルンで開かれたテレビゲームの展示会見「PAX(Peny Arcade Expo=パックス)オーストラリア2015」
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オーストラリアのメルボルンで開かれたテレビゲームの展示会見「PAX(Peny Arcade Expo=パックス)オーストラリア2015」

 オーストラリアのメルボルンでテレビゲームの展示会見「PAX(Peny Arcade Expo=パックス)オーストラリア2015」(主催:ペニーアーケード、Reed Exhibitions)が10月30日~11月1日開催された。12月からオーストラリアでも放送が始まるアニメ「妖怪ウォッチ」の特別上映会も行われ、「ポケモン世代」の大人たちがつめかけ、コスプレーヤーをはじめ多くのユーザーが楽しんだ。

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 PAXはテレビゲームが題材のウェブコミック「ペニーアーケード」の作家であるJerry HolkinsさんとMike Krahulikさんが2004年に始めた草の根のゲームイベントが母体。新作ゲームが展示されるエキスポエリアと、ゲーム大会などが開催されるパブリックエリアに分かれていることから、ゲームファンのイベントという性格が強いのが特徴。エキスポエリアは午後6時で終わるが、パブリックエリアは午後11時30分まで開かれ(11月1日は午後6時まで)、ゲーム大会などで盛り上がった。

 これまではシアトル、ボストン、サンアントニオで開催されたが、2012年にアメリカ国外では初めてメルボルンで開かれた。基調講演では一人称視点シューティング「デウスエクス」シリーズの生みの親であるウォーレン・スペクターさんが登場。ゲームデザインのポイントについて解説した。地元ビクトリア州の業界団体によるパネルディスカッションではゲーム開発者が多数つめかけ、ゲーム産業育成について熱心な質疑応答が行われた。

 シドニーから車で片道9時間かけて、一家5人で参加したというシャロン・ケリーさん(47歳)は、「ITエンジニアの夫がゲーム好きで、第1回目から参加している。初年度は大人ばかりだったが、年々子ども連れの参加が増えており、PAXが家族で楽しめるイベントとして認知されてきているようだ」と話している。

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