羽海野(うみの)チカさんの人気将棋マンガ「3月のライオン」の2部作の実写映画に、俳優の高橋一生さんや中村倫也さん、斉木しげるさんらが出演することが12日、明らかになった。また、映画が前編は2017年3月18日、後編は4月22日に公開されることも明かされた。
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高橋さんは主人公の零が通う高校の教師・林田高志を演じ、中村さんが零のプロ棋士の先輩の三角龍雪、斉木さんが現役最年長の棋匠・柳原朔太郎を演じるほか、日本将棋連盟の神宮寺崇徳役で岩松了さん、プロ棋士の先輩の松本一砂役で尾上寛之さん、新人戦決勝の相手として零の前に立ちはだかるプロ棋士・山崎順慶役で奥野瑛太さん、零の心をかき乱す棋士・安井学役で甲本雅裕さん、川本3姉妹の叔母の美咲役で板谷由夏さんも出演する。高橋さんは「大友組のすてきな世界観の中で、原作のように温かく、それでいて映画的な時間を過ごせました。作品を見てくださった方たちが、どう感じてくださるか、今から楽しみです」とコメントしている。
「3月のライオン」は、中学生でプロデビューした17歳の棋士・桐山零と、川本家の3姉妹の触れ合いを描いたマンガ。07年7月から「ヤングアニマル」(白泉社)で連載されており、11年に「第4回マンガ大賞2011」と「第35回講談社漫画賞」、14年には「第18回手塚治虫文化賞マンガ大賞」を受賞。プロ棋士の先崎学九段が監修している。映画は、ある日同じ下町に住む川本家の3姉妹と出会った零が、数々の対局と温かな人々との交流を通じて、棋士として、人として、ある覚悟を決めていく姿が描かれる。監督は「るろうに剣心」シリーズの大友啓史監督が務める。
映画では、主人公・零を神木隆之介さんが務めるほか、零の義姉の幸田香子を有村架純さん、棋士の島田開役を佐々木蔵之介さん、棋士の後藤正宗役を伊藤英明さん、天才棋士の宗谷冬司役を加瀬亮さん、川本3姉妹役で倉科カナさん、清原果耶さん、新津ちせちゃん、3姉妹の祖父の相米二(そめじ)役で前田吟さん、零を内弟子として引き取ったプロ棋士の幸田柾近役を豊川悦司さんが演じることが決まっている。
なお、10月からは「<物語>シリーズ」などを手がけた新房昭之監督とアニメ制作会社「シャフト」の制作によるテレビアニメもNHK総合で放送される。
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