この世界の片隅に:興収8億円、動員60万人突破 勢い止まらず

劇場版アニメ「この世界の片隅に」の一場面(C)こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会
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劇場版アニメ「この世界の片隅に」の一場面(C)こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会

 こうの史代さんのマンガが原作の劇場版アニメ「この世界の片隅に」(片渕須直監督)の興行収入が8億円を超え、観客動員も60万人を突破したことが27日、分かった。当初は63館という小規模公開だったが、順次上映劇場を拡大しており、年明けには累計で約180館での上映を予定しているという。

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 24、25日の映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)によると、同作の週末の興行収入は約4500万円、動員は約3万人で、10位にランクイン。片淵監督は「2016年は、『この世界の片隅に』の完成、公開とともに、たくさんの出会いとご縁に恵まれた年になりました。これからもよろしくお願いいたします」とコメントしている。

 「この世界の片隅に」は、「漫画アクション」(双葉社)で連載され、2009年に「文化庁メディア芸術祭」のマンガ部門優秀賞を受賞したマンガ。戦時中、広島・呉に嫁いだ18歳のすずの生活が、戦争の激化によって崩れていく様子が描かれた。劇場版は、女優ののんさん(能年玲奈から改名)がすずの声優を務めていることも話題になっている。

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