吾輩の部屋である:日テレでまさかの実写ドラマ化 原作者、編集担当も“半信半疑”

実写ドラマ化が決定したマンガ「吾輩の部屋である」(C)田岡りき/小学館
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実写ドラマ化が決定したマンガ「吾輩の部屋である」(C)田岡りき/小学館

 月刊マンガ誌「ゲッサン」(小学館)で連載中の田岡りきさんのマンガ「吾輩の部屋である」が、実写ドラマ化されることが10日、明らかになった。登場人物が主人公1人だけという異色のドラマで、日本テレビで9月18日から、毎週月曜深夜0時59分に放送。キャストは今後発表される。

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 「吾輩の部屋」は普通の大学院生・鍵山哲郎が一人暮らしをする1Kの空間を切り取り、“一人暮らしあるある”を描いた田岡さんのマンガが原作。大学院生・鍵山哲郎が一人暮らしの部屋で、「よく落ちる、スポンジ入れの吸盤に関する考察」「部屋のホコリの発生原因について」「大学研究室の飲み会構成員に関する考察」など、日常の「あるある」な出来事を、時に部屋の家具や家電に突っ込みを入れられながら考察する、という内容。

 ドラマ化の話が進んでいたころ、実は田岡さんは最終回の構想を練り、あと2回で連載を終了しようとしていたといい、田岡さんは「ドラマ化の話を聞いたときは聞き間違いかドッキリかどっちかなとまず考えました。『先月まで最終回どうするかの打ち合わせしてたはずなのに急にドラマ化? ベギラマって 言ったのかな?』と思って耳をすますとやっぱりドラマ化と言っているように聞こえます」と当時の心境を振り返り、「そこからあれよあれよとことが進み、今こんなコメントを書いてるわけですが、僕は慎重な男なのでいまだに半分ぐらい信じてません。でも僕をドッキリにはめる無意味さを考えるともしかしたら本当にドラマ化するのかもしれません。本当なんですか?」と半信半疑のコメントを寄せている。

 また、「ゲッサン」の同マンガ担当編集者は「田岡先生にドラマ化、連載続行の旨お伝えしたときは、『じゃあ年末無職じゃないんですね……』という切実でリアルなリアクションが印象的でした。ですが、担当編集の僕も半信半疑です。本当なんでしょうか?」と語っており、ドラマのプロデューサーである三上絵里子さんは 「『本気ですか?』と先生をはじめ、ゲッサン編集部の皆様に言われ、社内でも企画にビックリされていると、キャスティングするのにも役者さんたちに『本気ですか?』と言われそうな気がしてきました」とコメントしている。

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