ドラマからドキュメンタリー、バラエティー、アニメまで、さまざまなジャンルのテレビ番組について、放送前に確認した記者がレビューをつづる「テレビ試写室」。今回は4日午後11時15分から放送される、俳優の高橋一生さん主演の連続ドラマ「東京独身男子」(テレビ朝日系)の第3話だ。
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ドラマは、人並み以上の容姿を持ち、スペックも高く、気の合う仲間とつるみながら、独身ライフを楽しむ「AK(あえて結婚しない)男子」3人のラブコメディー。高橋さんが大手銀行勤務の石橋太郎、斎藤工さんがバツイチで審美歯科クリニック院長の三好玲也、滝藤賢一さんが法律事務所のボス弁護士・岩倉和彦をそれぞれ演じている。
前話の第2話では、結婚まで考えた元恋人・舞衣(高橋メアリージュンさん)への思いを断ち切ろうとする太郎に、玲也の妹・かずな(仲里依紗さん)が突然のキス。かずなによると、キスはこれが初めてではなく、さらには「結婚しようって言ったよ、太郎ちゃん」と衝撃の事実を告げられる。
第3話では、結婚相手を選ぶ上でよくいわれる「一番好きな人より二番目ぐらいがちょうどいい」という“1番より2番の女説”がキーとなり物語が展開する。恋が再燃したかと思えば、婚約者・糸井立樹(早乙女太一さん)の登場で撃沈気味の太郎に、また新たに結婚を意識させる相手が現れる。かずなとの関係に葛藤する太郎の姿がコミカルに描かれる。
同話は、「一番ではない女性」に好意を向けられた際の男性の本音も描かれる。それは、女性目線からすると、ふつふつと怒りが込み上げてくるものがある。だからこそ、勇気を出して太郎に事実を告げたかずながいじらしく、また切なく、全力でエールを送りたくなる。
第1話から、太郎については、ハイスペックだが“こじらせ男子”であることが語られてきた。同話では「確かにこじらせている」と思う場面が登場する。こじらせ男子が、恋に撃沈した後、思いも寄らぬ相手から好意を向けられた時、どんな行動をするのか。ぜひ注目してほしい。
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