アニメ「ガンダム」シリーズのプラモデル「ガンプラ」の作り手世界一を決めるコンテスト「ガンプラビルダーズワールドカップ(W杯)2019」(バンダイスピリッツ主催)の世界大会決勝戦が12月8日、ガンダムベース東京(東京都江東区)で開催される。9回目となる今年の15歳以上が対象のオープンコースの日本代表は、ドラゴンと共に戦うガンダムを表現した「麗しの覇王」(Re-taさん)で、日本の2年連続優勝が期待されている。15歳以上が対象のオープンコースのこれまでのガンプラW杯を振り返る。
ウナギノボリ
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ガンプラW杯は、ガンプラの工作や塗装技術、アイデアなどを競う国際大会。2011年に始まり、9回目となる今年は日本、中国、韓国、タイ、シンガポール、イタリア、フランス、米国、カナダなど16の国と地域で開催。15歳以上が対象のオープンコース、14歳以下が対象のジュニアコースがある。
初回となった2011年はクシャトリヤをベースに作った「Kshatriya 4」(マレーシア代表ホー・イック・インさん)が優勝。初代王者となった。14歳以下が対象のジュニアコースでは、小学2年生だった畑めいさんの「ザクとの戦い」が日本代表に選ばれたことも話題になった。畑さんは2015年まで5年連続で日本代表に選ばれたが、2016年は代表入りを逃し、2017年は最後のジュニアコースで初めて世界王者となった。
2012年は、リゼルなどをベースに作り上げた「PROJECT GWEN-REZEL FA+FW」(香港代表ン・エディさん)が世界一になった。2013年は、νガンダムをベースに制作した「宇宙世紀最強の機体」が世界一(日本代表山内俊平さん)となり、日本代表が初優勝したことも話題になった。
2014年は、ジ・Oなどをベースに作った「インベーダーズ ファウンド」(マレーシア代表アンディ・ウォンさん)、2015年は、ウイングガンダムなどで制作した「アナザー レイト ナイト」でタイ代表のヴィチャユス・エイアム・オンさんが優勝。2016年は源義経と弁慶が出会った五条大橋をイメージして作った「永遠の絆 ~義経・弁慶 新しき国へ~」(日本代表横田ユースケさん)がで世界一になり、日本代表が3年ぶりに優勝した。
2017年は「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」「機動戦士ガンダムSEED」「機動戦士ガンダム00」などのガンプラのパーツを組み合わせた「エネミー スポッテッド」(フィリピン代表マーク・メディアヴィロさん)が優勝。昨年の優勝は、エクシアリペアIIを改修している情景を表現した「ガンダムエクシアリペアII -胎動-」(日本代表ウツギさん)。2016年以来、2年ぶりに日本が優勝した。
今年は日本の連覇となるのか……。8日の発表が注目される。
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