特撮ドラマ「仮面ライダーギーツ」(テレビ朝日系、日曜午前9時)と、2021~22年放送の「仮面ライダーリバイス」(同)の映画「仮面ライダーギーツ×リバイス MOVIEバトルロワイヤル」(柴崎貴行監督)が、12月23日に公開された。放送開始から20周年を迎えた「仮面ライダー龍騎」の仮面ライダーが登場することでも話題だが、「ギーツ」で仮面ライダーナーゴ/鞍馬祢音(くらま・ねおん)を演じている星乃夢奈(ほしの・ゆな)さんと「デザイアグランプリ」のナビゲーター・ツムリ役の青島心(あおしま・こころ)さんに、放送開始後の反響、ヒロイン同士での“棲(す)み分け”や撮影が進む中で意識していること、劇場版の見どころなどを聞いた。
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テレビシリーズ放送開始後の反響について、星乃さんは、「SNSでトレンド入りさせていただくことも多く感謝です。放送終わってすぐだけではなく、お昼過ぎとか一日中入っている日もあって本当にありがたいです」と話す。
一方、青島さんは、「私はロケに行く機会が少ないのもあるし、衣装や髪形を解いてしまうとイメージが変わっちゃうようで、街中ではあまり気づかれないですね(笑い)」と残念がるも、「SNSで絵を描いてくださる方がいて、みんな上手なんです」とたくさんの反応があることを喜ぶ。
仮面ライダーとして“戦うヒロイン”と、ナビゲーターという“見守るヒロイン”をそれぞれ演じている2人。ヒロイン同士互いに演じる際に意識していることを聞くと、星乃さんは、「性格や立ち位置が違うし、それぞれキャラが成立しているから、意識してここは似ないようにしようという話し合いをしたことはありません」と2人の基本的なスタンスを説明する。
青島さんは、「『感じ悪っ』というせりふをアドリブで言う場面があったのですが、祢音ちゃんとツムリ、どちらかが言うとなったらツムリかなということは、現場でちょっと話しました」と明かす。
劇場版はリバイスチームや龍騎らも登場。星乃さんは「五十嵐さくら役の井本彩花さんとの共演シーンが多かったのですが、ついこの間まで(仮面ライダーの)撮影をしていた方ですし、さくらちゃんは強いカッコいいキャラクターなので、そういう部分では得られるものがありました」と井本さんとの共演を喜び、「息づかいだったり目線の送り方だったりが仮面ライダーで経験を積んできたというお芝居をされていて、勉強になりました」と感謝する。
龍騎らとの対面シーンがあった青島さんは、「龍騎やシーカーの大貫(勇輔)さんを目の前にしたら圧倒されてしまった」と口にし、「圧巻というか。レベルが違うのを肌で感じました。たたずまいやそこに存在しているだけで説得力があるというのは強いし、カッコよかったです」と目を輝かせる。
そんな劇場版の見どころを、青島さんは、「出ている方たちが豪華すぎるので、仮面ライダーのファンの皆さんは絶対うれしい作品になっていると思います。リバイスからギーツへバトンが渡される作品だとも思いますし、そのバトンを私たちがもらってというところを感じてもらえるので」とアピール。
星乃さんは、「それぞれの世界観がしっかり出ているし、世界観に共通点があると言われているギーツと龍騎のコラボレーションが実現しているので、ライダーファンの方からしたらワクワクする楽しい映画になっていると思います。みんな頑張って撮影した映画なのでたくさんの方に見ていただけたら」とメッセージを送った。
映画は「リバイス」「ギーツ」のクロスオーバー作品となり、リバイスの“最後の物語”となる第1部、ギーツとリバイスが共演する第2部の“シームレス2部構成”で製作。ヒーローたちが繰り広げるバトルロワイヤルゲームを描く。(取材・文・撮影:遠藤政樹)
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