ロッテのチョコレート菓子「ビックリマン」の“令和版アニメ”「ビックリメン」で、元プロ野球選手の里崎智也さんが声優に初挑戦することが分かった。里崎さんは千葉ロッテマリーンズの正捕手として活躍し、現在は千葉ロッテマリーンズスペシャルアドバイザー、ビックリマン終身名誉PR大使を務めており、テレビアニメ「ビックリメン」に出演することになった。里崎さんは、第4話に登場する地元のヤンキー・さとやんを演じる。第4話はTOKYO MXほかで10月26日午後11時半から順次放送される。
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里崎さんは、口は悪いが心は優しいヤンキーのさとやんを演じ、「声を張ることを普段もやっているので、まだ楽で良かったです(笑い)。おとなしめにしゃべるほうが苦手なんですよ。ドラマだと『里崎さん、それじゃあすごく遠くにいる人に話しかけているみたいになるので、近くの人にしゃべっている感じでお願いします』って言われたことがあるくらい、普段から声を張っているんです。だからきょうはうまくいったのかもしれない。素でできたんですよね」と話している。
声優に初挑戦し、「ドラマも映画も出させてもらっているので、実は今回の声優でコンプリートになるんです!(笑い)。演じてみて難しかった点は、絵と合わせなくてはいけないところですね。アニメを家で何気なく見ている時は分からなかったのですが、絵に合わせて間髪入れずにしゃべらなきゃいけないので、実は忙しいんだなって思いました(笑い)。僕はまだ少しの出演でしたけど、あれを全編にわたってやっている声優さんは、すごい労力だと思います」とコメント。
「ビックリマン」の魅力については「現代は何でもありますよね。お菓子もいろいろな付録が付いていたり、チョコを食べたら恐竜が出てきたり。でも、昔ってそんなのほぼなかったんです。なので、ビックリマンは当時、本当に画期的だった。それはもう爆発的に人気でしたよ。シールだけとか、プラモデルだけだったらいっぱい売っていたかもしれないですけど、お菓子の付録ですから。しかも僕が子供の時代は30円で買えていましたからね。何が出るかのドキドキ感もあって。そんな40年前ぐらいの、子供の時に買っていたものが、今も人気で、アニメにもなって、夢がありますよね」と語っている。
アニメ「ビックリメン」について聞かれると「40年の時を経て、またアニメになるのがすごいですよね! 実は『ビックリマン』は紆余(うよ)曲折あったんです。ブーム時は問屋さんから卸してくれって頼まれても『在庫がないんです』と言われた時があったのに、そこから一時期ブームが落ち着いてしまって。ただ今はさまざまなジャンルとのコラボや、今回のアニメ化も含め、大躍進しているわけじゃないですか。諦めないでやってきた人たちがすごいですよね。そんな時代を乗り越えて、ここまでもってきたことがすごいですよ」と思いを語っている。
「ビックリメン」は、現代を舞台にビックリマンシールを巡る戦いが繰り広げられる。宅配バイトに励む高校生のヤマトが、シールを巡る戦いに巻き込まれることになる。「上野さんは不器用」「ゆるめいつ」などの月見里智弘さんが監督を務める。TOKYO MXほかで放送中。
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