女優の夏帆さん主演の映画「きな子~見習い警察犬の物語」(小林義則監督)が14日公開され、初日舞台あいさつが丸の内ピカデリー2(東京都千代田区)で開かれた。ラブラドルレトリバーの「きな子」と登場した夏帆さんは「家族で見られる映画。みなさん口コミの方よろしくお願いします」とさわやかな笑顔でアピールした。
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映画は、香川県丸亀市のラブラドルレトリバーの見習い警察犬「きな子」と女性の見習い訓練士の成長を描いた実話が原作。警察犬訓練士を目指す18歳の杏子(夏帆さん)が、訓練所で警察犬試験の落第記録を更新している見習いの警察犬のきな子と出会う。だが、所長から「警察犬にはなれない」と宣告されたきな子を、杏子が「私がきな子を警察犬にします!」と宣言し、“見習いコンビ”が立派な警察犬になることを目指す……というストーリー。「クイール」「子ぎつねヘレン」「犬と私の10の約束」に続く「松竹動物シリーズ」の第4弾となる。
夏帆さんは「初日にこんなたくさんの人に来ていただいてうれしいです。大好きな映画ですから、みなさんに見てもらいたいですね」と笑顔でアピール。地元テレビ局の報道局長役で出演した板東英二さんは「見ていただいたみなさん、僕が一番印象に残ったんじゃないですか?」と自信満々だったが、小林監督から「板東さん、せりふが何だったか覚えているんですか? この映画で板東さんがきな子よりも一番テーク数が多かった。フィルムを返せって言いたい」と突っ込まれた。それでも板東さんは「いやいや、私は最優秀助演男優賞を取ってますから」と弁明していた。
舞台あいさつには、戸田菜穂さん、山本裕典さん、平田満さん、廣田亮平さん、大野百花さん、ドッグトレーナーの宮忠臣さんらも登場。歌手のMetisさんが、主題歌の「only one~逢いたくて~」を披露した。(毎日新聞デジタル)
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